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盛り上がる海外ドラマ鑑賞をAIに邪魔されたくないと思った

息子がテレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』を全話ため込んでから”イッキ見”したいと言い出したので、親としては1話も抜かさず11話全て録画することを使命に撮り続けました。そして無事に録画完了!シーズン終了となった翌日から我が家の”鬼滅イッキ見”生活が始まりました!

”イッキ見”のために録画を始めた直後、息子に疑問を投げかけました、「学校で鬼滅の話でみんなと盛り上がらなくても良いの?」と。
息子曰く、「クラスで鬼滅の話をすると、鬼滅を漫画本で全部読んでいる子たちがバラすから、みんな学校では鬼滅の話はしないんだ。だから、毎回観なくても大丈夫、我慢してから”イッキ見”するのが面白いんだ!」と。

ネタバレしないように徹底したディフェンスのもと、子供たちの間では暗黙のルール化作りもされているとは、いまどきの子供たちの情報管理の徹底ぶりに感心してました、まさにZ世代は”情報の申し子”たちですね。


さて、なぜこんな話をしたかと言いますと、私は海外ドラマの鑑賞方法として2通りのやり方があったことを思い出したからです。

それは【毎週欠かさず観るドラマ】【”イッキ見”するドラマ】という2種類の鑑賞方法がありました。


ちなみに、海外ドラマ自体には2種類があることをごぞんじでしょうか?
長く続く壮大なストーリーが描かれている【連続型ドラマ】と、基本的には一話で完結するドラマの【一話完結型】です。


今から約15年前にあった”海外ドラマ黄金期”、この時代こそ私の海外ドラマ全盛期だったころ、2種類のストーリーの海外ドラマを2種類の鑑賞法を使い分けながら、海外ドラマ生活をエンジョイしていたことを思い出しましたので、今回ボソッとさせていただきます。


毎週欠かさず観た海外ドラマ


私が”毎週欠かさず観ていた”海外ドラマは、主に【一話完結型】のドラマが多かったですね。

私が観ていた主な【一話完結型】のドラマは・・・

『ER』『ビバリーヒルズ高校白書/ビバリーヒルズ青春白書』『CSIシリーズ』『クリミナル・マインド』『コールドケース』『デスパレートな妻たち』『ビッグバン★セオリー』『アグリー・ベティ』『glee』『ザ・ソプラノズ』『シックス・フィート・アンダー』『ホワイトカラー』『エイリアス』『HEROES』『CHUCK/チャック』『PERSON of INTEREST』などなど

しかし、【連続型ドラマ】であっても”毎週欠かさず観ていた”ものもあります。

なぜなら、【連続型ドラマ】ならではの謎について、ファンクラブによるウェブサイト上で、みんながエピソード考察や仮説を立てながら解明しあったり、次の展開を予測するなどして、おおいに”盛り上がった”ためです。


【連続型ドラマ】でも”毎週欠かさず観ていた”ドラマの特徴としては、謎だらけで全く予測のつかない展開を持つドラマですね。

この2作品はファンサイトで大いに盛り上がっていたドラマですね。

『LOST』

『ウォーキング・デッド』

ちなみに、下記ドラマは基本的には【一話完結型】のドラマですが、少しずつ大きな問題を解決していくという【連続型ドラマ】的な要素も持ち合わせるドラマでしたので、ファンサイトでは大いに盛り上がっていました。

『X-ファイル』・・・「神話系ストーリー」

『FRINGE』・・・「もうひとつの世界ストーリー」


”イッキ見”したドラマ


私が”イッキ見”したドラマは【連続型ドラマ】でしたね。
もう、これらの海外ドラマは、”イッキ見”のほうが大いに盛り上がりますよ!
皆さんも是非とも一挙に、睡眠時間を削って観ることをお勧めします!

『24』
『プリズン・ブレイク』
『デクスター』
『ゲーム・オブ・スローンズ』

ちなみに、下記のドラマは【連続型ドラマ】ですが、サブスク配信型ドラマですので、”イッキ見”せざるを得ませんでした。もちろん、”イッキ見”をお勧めするドラマであることは間違いありません。

『アップロード』
『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』


海外ドラマ鑑賞は考察や仮説作りの過程が面白い


約15年前、あの当時、海外ドラマで盛り上がった理由のひとつに、色々な人たちが沢山のエピソード考察や仮説を立てていたこと、彼らが考え出した内容を読むのが毎回好きだったことを思い出します。
番組が終わったらファンサイトへ行って検証する、「そんな考え方があったのか!」「えっ、ドラマの中にそんな思わせぶりなシーンがあったのか?」と。


思い起こせば、『LOST』のファンサイトでみんなが出し合ったエピソード考察や仮説は、実は全て外れたはずです。でもそれが面白かったんだなと振り返って分かります。


もし“AI脚本家”によるAI作品が主流になったらと妄想すると・・・

ドラマの中にある謎はAIが見事に当てることができるかもしれません。


なぜなら、いまの“AI脚本家”は「脚本家の過去の作品をAIの学習に使用しているため」です。AIはそれが分かっていますので、同じロジックで学習すれば・・・

“AI脚本家”が作った謎はAIが解き明かしてしまう


そんな時代になったら、ファンたちの間でエピソード考察や仮説を出し合って盛り上がる、そんな文化がなくなってしまうのではないかと、危惧しております。

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