”AIに置き換わらない仕事”と”AGIハウス”への違和感
最近みたニュースの中で”違和感”を抱いた生成AI関連報道についてボソッとします!
生成AIは仕事を奪うので脅威、でもチャンスでもあるという内容のニュースでしたが、【脅威】と思った人が抱いていた考え方と、【チャンス】にしようとしている人たちの考え方、ともに「えっ、そうなの?」と疑問を持ちました。
私が感じた”違和感”については最後のほうでボソッとさせていただきますが、まずは私が観たニュースをご紹介させていただきます。
生成AI ”脅威”か”チャンス”か
この数字はまだまだ低い数字でしょうが、アメリカではしっかりとこの数字を追っているんだということを知り感心しておりましたが、それでもなお、今後、AIが開発されることによってどのような社会となるのかは、まだまだ未知数なところが多いなと実感したニュースを観ました。
そのニュースはNHK番組『国際報道2023』「生成AI ”脅威”か”チャンス”か」(23/7/25放送分より)。
仕事がAIに置き換わり職を失った人、仕事がAIに置き換わりトラブルが発生した業種もある、そんな事実を含めて専門家はこのような見解であると説明してくれました。
これらについては「なるほどな」と思いましたが、それ以外の報道内容については、”違和感”を抱きました。
その違和感となったニュース内容とは・・・
【脅威】と思った人が抱いていた考え方
家具などに説明を加えるコピーライターとして働いてきたファインさんは、ChatGPT4.0が登場後、コスト削減を理由に全ての企業契約を失ったそうです。
なぜならChatGPT4.0があまりにも優秀だからです。
例えば、バスマットと言う商品にキャッチコピーをつける場合・・・
NHK番組『国際報道2023』「生成AI ”脅威”か”チャンス”か」(23/7/25放送分より)
確かに、数十秒でAIがこのようなコピーを考えるならば、数多くの案をAIに出させて、それを担当が選べばいいわけで、外部に発注する費用を抑えることができる、これは納得(納得というか脅威というか・・・)。
【チャンス】にしようとしている人たちの考え方
今度はAIを大きなビジネスチャンスとして捉えて動き出している人たちの活動の中で、いま注目を浴びているのが”AGIハウス”です。
AGIとは、人間に近い思考回路を持つより高性能な「汎用人工知能」のことで、Artificial General Intelligenceの頭文字から、AGIと呼ばれます。
次に投資すべきはAGIと考える投資家が優秀な若者をサンフランシスコのAGIハウスに集めAIビジネスを支援しているようです。
このAGIハウスでは、若いAI起業家たちが共同生活を送る場所でもあります。取材したAGIハウスに住んでいるものは全員AI関連ビジネスに携わる若者11人。
AIによって仕事を奪われるかもしれないと不安がある人たちがいる一方、AIをビジネスチャンスととらえる若手経営者たちが密接に関わり合い新サービス開発に取り組んでいる姿がそこにはありました。
ちなみに、投資家が用意してくれたこんな豪邸に若手経営者が共同生活をしています。まるで夢のような”部活の合宿所”のようです。
私が抱いた違和感
【脅威】と思った人が抱いていた考え方
コピーライターだったファインさんが語ったこと、これはきっとAIを脅威だと思って職を変える人なら誰もが持つ考え方なんだと思います。きっと私もそう考えたことでしょう。
しかし、今回、ちょっと俯瞰的に聞いていた私が違和感と思ったファインさんの言葉、
●私の違和感
確かに「すぐには」ですが・・・AIって空調機を進化させる能力も持っているのですから「少しの間だけ」ではないかなぁ。
もしかしたら数年後の空調機は整備士も不要なほどの、一般人でも修理ができるほどの家電となるのではないでしょうか。
AIが空調機の修理マニュアルも作ったら、誰もが分かるマニュアルとなったら、空調整備士でなくても直せる空調機となるのでは?
そんな妄想をしたら、”AIに置き換わらない仕事”を考えた場合、「当分、AIの影響がない職業を探す」ってという考え方はあまり現実的ではない気がしています。
【チャンス】にしようとしている人たちの考え方
AGIハウスで共同生活をしているAI若手経営者が語った言葉、
次に投資すべきはAI分野だと考える投資家たちから大きな期待を寄せられ中で、豪邸に住まわせてもらえるという好待遇。
そこには「AIによって世界を変えていくぞ!」と意気込んでいる若者たちのオーラを感じましたが・・・
●私の違和感
正直、これからのAI開発を彼らだけに託すのは心配だなぁ。
なぜなら、ニュースで取材されたAGIハウスに集まっている方々、まず全くと言っていいほど多様性があるメンバーではなく、ただ単に「AIに詳しい若者たち」を集めた家であるといった印象を持ちました。
当記事のタイトル画像をご覧下さい。AGIハウスに集まっている方々です。
以前、私のボソッとでもご紹介した内容、
このボソッとでもご紹介しましたが、『世界最高峰の情報機関』であるCIAよりも優秀な組織が日本にあるんです。
それが日本の”ごちゃまぜ”コミュニティ石川県白山市にある『B’s行善寺』です。
”ごちゃまぜの力”が化学反応を起こして、予想もしなかった効果を生み出している詳しい話は、どうぞ私のボソッと「多様性ある”ごちゃまぜの場所”はCIAよりも優秀かも」をご覧下さいませ。
違和感を解消するために”noteをごちゃまぜAGIハウス化”
AIによる脅威を受けない仕事が”空調機の整備士”である、そのことへの違和感。
AIに関わらない仕事を探す。
AIができない仕事を探す。
恐らくこのような仕事の探し方は無理があるのではないでしょうか。
このような仕事条件で探すよりも”AIとともに生きる職業”で探した方がたくさん見つかる社会になるのではと思っております。
それでも、AIに置き換わらない仕事を次から次へとさがすことになるかもしれない。
それならば、職業の流動化を促進する政策と、リスキリングしやすい労働環境は今後の社会では不可欠なのではとも思っております。
そのためにも、AIの力で簡単に誰でも新しいスキルを身に着ける講座内容を考えてもらうとか、自分の能力を考えたらこの職業が良いという判断をAIにしてもらうとか、あっ、これではAI任せか!?でも、やっぱり今後のキーワードは”AIとともに生きる”なんだと思います。
そうそう、今回ご紹介したニュース番組内でも取材した方がAGIハウスについて専門家からある見解を聞き出していますので、そちらをご紹介しますと・・・
つまり、専門家も”ごちゃまぜの力”を認めているからこそ、いまのAGIハウスには警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。
それでは”ごちゃまぜAGIハウス”を作っちゃいえばいいんです。
noteには数多くの他分野業界に対して意見を持っている方々が集まっている場ですからね。
うまく”ごちゃまぜの力”を活用できたらと思っております。
”noteをごちゃまぜAGIハウス化”、いかがでしょうか?
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