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きちんと反省すれば再び“チャンス”はやってくるよ

「悪いことをすれば野球をやめなくてはいけないの?」

以前、子供たちからこんな質問をされたことがありましたが、確か高校野球で何らかの不祥事があって、それを知った子供たちからの質問だったはず。

野球選手は悪いことをしてはいけない

そんなイメージを持った子供たちは少なくはないと思います。

もし、間違って悪いことをしてしまったら、自分は野球を辞めないといけないの?


そんなことを思っている子供がいるならば、こんな話をするのはいかがでしょうか?

実際に、子供たちに私はこのお話をしたことがあります。

今回はそんなお話をした『私の野球ノートを振り返りボソッと』です。


『復帰するチャンス』はある

※私の野球ノートに書いてあった内容を、当時書いたそのままの内容を記載いたしました。

さて今週、気になるニュースが入ってきました。

野球賭博問題で1年間の失格処分となっていた高木京介選手が、巨人と育成契約を結んだことにより、先日プロ野球界に復帰されました。

賛否両論あることでしょうが、このニュースを受けて『復帰するチャンス』があることを子供たちに説明することができます。

「きちんと反省して戻ってくるのならば“チャンス”はあるんだよ」

尚、今回、高木選手が復帰できたのは賭博の回数や期間にもよる措置です。

なぜなら、今回の賭博問題で野球界追放された選手もいます。

つまり、チャンスには条件があることを、子供たちにはしっかりと説明しないといけないと思います。

しかも、復帰できるルールが存在していても、社会全体で復帰させるな!という風潮が強まる傾向があると、復帰することもできません。

そんな社会なら「悪いことをすれば野球をやめなくてはいけない」と説明するしかありませんでした。


そのため、今回の“復帰”ニュースの意義は、野球を教える側にとっては大きな変革が起きたと思っています。

高木選手が会見で「非常に罪は重い。償うには野球しかない」とお話しされていましたが、子供たちには彼の姿を見せたいと思っています。

彼が今後どのような活動や発言をするのか、彼には野球はもちろんですが社会貢献活動もしっかりと行っていただき、子供たちにとって良い手本となる存在になって欲しいと願うばかりです。


不祥事を起こしたが、反省して戻ってきた選手たち

そんな高木選手は復帰後、1軍にも昇格し活躍をみせてくれました。

今年、3度目の育成契約を結んだ高木選手、まさに正念場となっているでしょうが、まだまだやれるはずです、期待しています!


ちなみに、現役で頑張っている”不祥事を起こしたが、反省して戻ってきた選手たち”、一部をご紹介します。彼らの頑張りを、私は期待しています。

中田 翔選手
同僚選手1人に暴力行為を行ったとして、無期限で1、2軍全試合の出場停止処分を科した。

トレバー・バウアー選手
暴行疑惑は証拠不十分として不起訴となっている。

フェルナンド・タティスJr.選手
禁止薬物の使用でMLB機構から80試合出場停止処分を受けた。

ホセ・アルトゥーベ選手
サイン盗みを行ったことが発覚し、選手代表として謝罪会見に出席した。

最後に、今回ボソッとをしようと思った理由は、トレバー・バウアー選手が昨日のジャイアンツ戦で打ち込まれてしまったことにより、アメリカメディアから酷評を受けたことでした。


私はバウアー選手に思うことがあります。

それは、「ピッチデザイン」の先駆者としてメジャーで活躍したバウアー、「科学の子」であるバウアー、だからこそ、彼には日本の野球を「ピッチデザイン」して欲しい、そして、日本の野球をもっと進化させてほしい、その願いを込めて、彼のこれからの奮闘に期待しています。

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