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テスラの暴騰。やはり利下げ織込み2回はやりすぎだった米金利

中国市場の見通しは1QGDP▲2%ポイント、足元の原油需要▲20%と暗いが、テスラ株はこの数日で+50%と急伸(アナリストの目標引き上げ、ショートカバーが主な理由)。中国は電気自動車の導入を半ば諦めているが、英国では2035年までに化石燃料の自動車(ハイブリッドも含む)を禁止すると表明しており、欧州を中心に環境問題への意識の高まりも株価を後押ししている。テスラの上昇も手伝ってナスダック指数は最高値を更新し、S&P500も先週出来た窓を埋めている。

米金利も先週まで年2回の利下げ織り込みとなっていたFF金先は1.5回まで織り込みを剥がしてきている。しかし、 個人的にはまだ十分とは言えず、1.2回程度まで剥がす余地があるとみており金先のショートは維持。

米国ではアイオア州党集会が話題だが、これまで考えられてきたサンダース・ウォーレンリスクは足元低下している。確かに民主党内でのサンダースの支持率は伸びているものの、トランプ大統領の支持率が49%と就任以来最高水準となっていることが背景。現職大統領の方が選挙では有利ということを踏まえれば、大統領選で民主党が勝つ可能性が低下していると言えよう。
ちなみに民主党のアイオア州党集会の結果はシステムエラーで現在も発表が遅れている。

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