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中国GDP▲2%, 原油需要▲20%。。。

FXサイドでは GBPとEM (人民元除く)の動きが話題に。 GBPはジョンソン首相の「EUと望む通商合意が得られなければ、交渉自体打ち切る用意がある」との発言を受けて大きく下落。
一方、EM通貨はタイバーツなど、これまでコロナネタで売られていた通貨が買い戻されている。しかし、コロナウイルスが経済へ与える影響の試算は日に日に大きくなっている印象で、原油需要を 20%減少させている他、中国 GDPへの影響は1Qが▲2%、年間を通じて▲0.8%もの影響があると試算する機関も出てきている (ムーディーズ)。(私自身も甘く見積もっていた為、反省)

1月マークイット製造業 PMIは確報値 51.9と連報の51.7を上振れ。また、 ISM非製造業は50.9と半年ぶりに 50を超えてきた。雇用 (45.2→46.6) は引き続き弱いが、新規受注(47.6→52.0)や輸出(47.3→53.3) が強く内容は悪くない。

また、関係者の話によると中国がフェーズ1合意に関して、コロナウイルスの影響を考慮し、米国に柔軟な対応を求めているとのヘッドラインもみられた。 具体的には消費の落ち込みにより、輪入拡大ペースが想定より遅くなることを米国に許容してもらうということだと思われるが、さすがにコロナウイルスの影響である為、米国側も認めざるを得ないと思われる。

マーケットは旧正月明けの PBOCが大量の流動性供給をしたにも関わらず、中国株の戻りは限定的。今週も一部の地方都市はシャットダウンしているが、状況によっては来週も長引く可能性があり、そうなれば GDPへの影響もさらに大きくなるだろう。

米国時間もISM発表後に金利は上昇したものの、米保険当局がコロナウィルスのさらなる拡大懸念を表明したタイミングで直ぐに低下しており、ボラタイルな環境が続いている。

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