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イベント消化でゴルディロックス相場へ突入か

先週のジェットコースター相場を終えてマーケットはクリスマスモーードになっているが、はっきりしたことは、i)Brexitリスクはかなり減ったことと、ii)米中は関税の引き上げリスクから、引き下げ方向へと緩和したこと、iii)FEDはインフレが相当程度上がらない限り利上げはしないとしており、来年は据え置きが見込まれることといった3点か。
結果としてグローバルな経済環境(主に中国と米国)が悪くない中で金融緩和がサポートされ、マーケットも政治イベント主導の相場からゴルディロックス相場へと変わってきた印象で、株の上昇を追いかけるか否かのチキンレースに変わってきたと感じている。

本日発表されたNY連銀製造業指数は現況が+3.5 と前月から若干改善したものの、新規受注や雇用には改善が見られず弱い内容。しかし、半年後の先行きについては前月の+19.4から+29.8 と大きく改善しており、今後の回復には期待が残る。
一方、マークイット PMIは欧州では「サービス業>製造業」の構図が変わらず、米国ではほぼ前月から横ばいの結果が出てきた。中国での指標が回復していることや、地政学リスクが大きく後退したことで景気はこれまでのダウンサイドリスクからアップサイドサプライズを気にした方が良くなりそう。

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