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コロナの米経済への影響は0.25%〜0.4%、それでも金融相場が続く

NY 時間は特段新しいニュースは無いが、S&Pは最高値を更新し、10年金利は一時1.68%まで上昇。年内の利下げ織り込みも1.2回まで剥がれてきた。
米金利は一旦ターゲットまで来たので、FF金先のショートを解消し、TY先物(長期債の先物)のロングに乗り換えている。
見方は変わらずで金融相場が再開する中、米金利も買い(金利低下)、米株も買いという状況が続くと見ており、現在はTYのロングと米株をロング。

興味深いのはドルの動きで通常であれば、金融相場のときにドルは下落するが、逆行する動きとなっている。これは他中銀も緩和を継続する中、チープマネーが世界中に溢れ、資本フローが米国に向かっている為と思われる。
ドルの動きが後押しし、ドル円が110円をしっかり乗せてくると、日経のレジスタンスになっている24000円を突破し、ラリーしそうなチャートになってきていると感じる。

コロナウイルスの米経済への影響は?
コロナウイルスの影響について、中国への影響(Q1の GDP)は1.0%〜2.0%というのは既報の通りだが、米国への影響も徐々に各社見通しを出し始めている。JPは 0.25%、カプラン総裁は最大で0.4%の影響があると見積もっている。それより前にボーイングの737MAX 生産停止の影響でQ1GDPは 0.5〜0.8%程度下がるという見方が多かったため、米国のQ1GDPはテクニカルに1%ポイント程度は下がる見込みだ。JPはQ1GDP を1.0%と予想しているが、JPはやや悲観的すぎる印象で、ストリート全体では1.4%程度がコンセンサスになっている。しかし、それでも金融相場の力の方が強く、株は崩れないと見ている。

その他、ヘッドライン
ムニューシン財務長官;
EUとの交渉にフォーカス。中国が合意にコミットできない理由は見当たらない。大統領はフェーズ2の一環として中国への関税を引き下げたい。しかし、中国のフェーズ2へのインセンティプとして関税は残す。今年、インフラ投資が行わなければ次の任期での優先事項になる

カプラン(FED);
引き続き底堅い成長を見ているが、コロナウイルスの影響で米経済が 0.4ppt 引き下がる可能性もある。

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