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読書記録『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』


『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』ウォールディンガー,ロバート/シュルツ,マーク【著】/児島 修【訳】

【内容説明】

内容説明
幸福な人生を送るために必要なものは何か?その問いに対する答えは、「富」や「名声」ではなく意外なくらい身近でありふれたものだった。ハーバード大学による、84年にわたる史上最長の研究が解き明かした健康で幸せな人生を送る鍵―それは「よい人間関係」。

目次
第1章 幸せな人生の条件とは?
第2章 なぜ人間関係が重要なのか
第3章 紆余曲折の人生を俯瞰して見てみよう
第4章 ソーシャル・フィットネス―よい人間関係を維持するために
第5章 人生への最高の投資―「注意」と「気配り」のすすめ
第6章 問題から目を背けずに立ち向かう―人間関係の課題を乗り越えるための5ステップ
第7章 パートナーとのグッド・ライフ―隣に寄り添う人とのつながり
第8章 家族のグッド・ライフ―ライフステージによってつながり方は変化する
第9章 職場でのグッド・ライフ―つながりに投資しよう
第10章 友情とグッド・ライフ―友とのつながりが人生を左右する
結論 幸せになるのに、遅すぎることはない

出版社内容情報 https://tg-net.co.jp/lp01-2/ より

Quotes:

 "実のところ、よい人間関係は非常に重要だ。八四年にわたる本研究や他のさまざまな研究の知見をもとに、生きるためのたった一つの原則、人生において投資すべきたった一つのことを集約すると、次のようになる。
 健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ。以上。
 つまり、健康で幸福な人生を送るための唯一無二のベストな選択は、友好的な人間関係を育むことだ、と科学は答えている。あらゆる人間関係において、である。後に述べるように、一度きりではだめで、繰り返し、毎秒、毎週、毎年ずっと、人間関係を大切にし続けること。これが、喜びに満ちた幸福な人生を送り続けるための条件だ。だが、必ずしも簡単ではない。人間は、良かれと思って我が道を進み、間違いを犯し、愛する人に傷つけられる。幸せな人生への道は、つまるところ、楽ではない。だが、山あり谷ありの道をうまく進んでいくことは可能だ。ハーバード成人発達研究はその道筋を示すことができる。"

・・・

【印象的だった点】

■本書の結論である"健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要"という点が冒頭で示され、この結論を基礎づける研究結果が本書で書かれている点。
■本書は、1938年に始まり現在も継続中の「ハーバード成人発達研究」という科学的研究プロジェクトを中心として、科学的研究に基づいている点。
■人間関係を築いていく中で陥りがちなことや、そこからの脱却方法、よい人間関係を築いていく方法が書かれていた点。

RATING: ★★★★★

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