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【私の好きなエッセイスト】拝啓、向田邦子さま

Webライターのメグノンです。

9月に突入したというのに、まだまだ残暑が厳しいですね~。
今年の夏はとにかく暑い!暑すぎる!

今回は「私の好きなエッセイスト」について書いてみました。
どうぞゆるゆるとお付き合いくださいませ。

最近、向田邦子さんの『父の詫び状』を読みました。
内容は知らなくても、タイトルだけ知っている人もいるかもしれません。
とても面白いエッセイ集なので興味があれば手に取ってみてください。

記憶があやふやなのですが、初めて向田さんの文章を読んだのは中学生or高校生の頃だった気がします。
国語の教科書に『字のない葉書』という作品が掲載されていました。

あらすじは割愛しますが、内容をざっくり述べると戦時中の体験を描いたお話です。文庫版のページで2~3ページほどの短い文章でした。しかし内容は
ずっしり重めで、当時の人々がいかに大変な生活をしていたか伺い知れます。

学生時代には向田さんの凄さを理解していませんでした。
しかし自分が書き手になり、彼女が優れた文章力の持ち主だったのだとようやく理解するに至りました。

「日常の何気ない出来事をエッセイに昇華させる能力に長けている」
これぞ向田さんの最大の魅力ではないでしょうか。

言い換えれば、周囲をよ~く観察している。
鋭い観察眼でささいな出来事をキャッチし、鮮やかな切り口で一編のエッセイに仕立て上げてしまう。彼女の手にかかれば、家族との会話も毎日の食事も立派な文章になります。

私も物書きの端くれ、日々ネタを探して生きています。
毎日が取材のようなもので、見聞きしたことを取りこぼすまいと必死に記録するのが習慣になりました。
それでも向田さんのような文章は書けません。だからこそ背中を追いかけたくなる。人生をかけてでも成し遂げたい目標ですね。

もし向田さんがご存命なら御年94歳。父方の祖母と同い年です。
できることなら生きている間にお会いしたかった・・・・・・。

叶わぬ夢に思いを馳せつつ、私は今日も文章を書いています。

キリがいいので、今回はこれにて〆としましょう。
ではまた~('ω')ノ

ライター2年目を迎え、ようやく植物の芽が双葉になりました。 これからも読者におもしろいと思ってもらえる記事を目指して書き続けます。 サポートしていただいた分は書籍の購入費用に充てる予定。