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【美瑛でしたい100のこと】雪解けの時期しか取れない「白樺の樹液」を飲んでみたい!

chapitre 2

新入社員の木村です。美瑛の食材で新メニュー開発を行っています。
先日、サバイバルネイチャーガイドの鈴木隊長指導のもと、
北海道に広く分布する落葉高木の白樺の木の樹液を採取をしました。

鈴木義博隊長のプロフィールはこちら
https://lit.link/survivalnatureguide

白樺の樹液が取れる時期は、春の雪が溶けてからの大体3週間ほどという短い期間です。


白樺の幹に1cmほどの穴を開けます。許可を頂いて行っています。

白樺の幹に1cmほどの穴を開けチューブを刺して採取をするのですが穴を開けるとすぐにポタポタと樹液がこぼれ落ちてきました。直径20cmほどの白樺から1時間に1.5〜2L程の樹液が採取することができました。

チューブを刺して樹液を採取


直径20cmほどの白樺から1時間に1.5〜2L程の樹液が採取できました

もちろん小さく開けた穴には木をさして塞ぎます。そうすることで腐ることなく白樺は自分で再生し来年には塞がるそうです。

白樺の樹液にはアミノ酸、キシリトール、りんご酸などが含まれていて舐めるとほのかに甘みを感じます。樹液を沸かし、入れたコーヒーはとても甘味が強くて、エグ味や違和感がなく美味しかったです。

樹液を沸かして淹れたコーヒー

また、樹液を弱火で火にかけて6〜8時間煮詰めることでシロップを作りました。ところが2Lから始めた樹液は、最終的には50m lほどの少量になってしまい、少し残念な気持ちになったものの、できたシロップは自然な甘味たっぷりの白樺シロップになりました。白樺の樹液は、お肌に良い成分がたっぷりで肌への浸透力も高いため化粧水などにも使われているそうです。

今回、関東であまり見ることがなかった白樺の木の魅力を体感して、水の代用として料理やお菓子作りに活用していけたら面白いなと思いました。

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