流行らせるのは廃らせること

何かと効率化ばかり叫ばれて、時間がかかることが疎ましがられる世の中である。何をぼんやりしてるのだと、関係ない人にまで言える世の中なのだ。

だけどあえて言おう。

本当に強いのは時間をかけて作り上げたものだけだ。

流行るものは廃れる。

盛者必衰の理。

けれど、世の中どうやってはやらせようかというムードが満載で辟易している。


揺り戻し。

一気にある方向へ向いたものは、やじろべえのように逆側にも振れる。安定することなく今度はまた逆側に。ぶらんぶらんと不安定に動くだけ。

木が育つ。日陰でゆっくりと育った木と南向きでたっぷりおひさまを浴びた木の年輪を比べてみよう。

木が育つ。黒土のとても栄養がある豊かな土と水で育った木と岩場で栄養がなく、厳しい環境で育った木と。


どちらになりたいか。

どちらをどう使えばいいのか。


人から学ぶな。自然から学べ。

画面に映るどこか遠くのもっともらしい人に学ぶのではなく、目の前の手で触れる自然から学ぶ。それが全てに通じる。


そうやって実践して体得したものこそが未来に手渡せる確かなものだ。

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