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I'm fine/230912



自分を支えてくれるものって大切だ

それを眺めていてふと思い出したので書いてみる

強くなるにはその前に弱くなくてはならなくて、
更に言うとその弱さから打ちのめされないと強くはなれない

もっと言うとそんな経験をしても、強くなれる保証は無いのだから本当にこの世は皮肉に満ちている


14歳


中学校3年生の頃の話
ずっと忘れていてさっき思い出したのでさすがに記憶が曖昧だけど、書くことで誰かのためになれば幸いで、ひいてはそれが自分のためになるから書く

そして書くことで自分を慰めてあげたい

もう私は大丈夫だよ、と


いじめられやすい人


そういう人っているっていうかわたし

つい半年前だって40歳にもなってSNSから排除された経験を持つ稀有な存在であるっていうか別に稀有でもないしそんなことはよくあるけど、その排除した側もされた側の私も良い歳だということが稀有だ。

ありゃびっくりした

ただ、それがまじでなんともないと思えるのは皮肉にも今までの経験が自分を助けているから、だから皮肉だ。
この話もいずれしたい。

たとえてみるなら道端に石ころが何個かあって「お、石だ」と思った、くらい。
人によっては私のようにネタにはなれず、インディジョーンズの魔宮の伝説のアレと感じるくらい致命的な傷となるだろう。

キー・ホイ・クァンの
今年のオスカースピーチには泣かされた



今思えば私はこんな性格なので仕方ないと思うし、自分からは言わないけど色々と見えてしまうのでまぁそんなもんだよなと思える。
あと親友がそこらへんはナチュラルに助けてくれたので「こいつすげーな」となっていて今ではめちゃくちゃ笑い話にしてくれていることも大きい。

それと私の男性たちにも。
だから私は大丈夫だと思える。
あの頃の夢の中のように漆黒で救いが無い話ではないから。

部活をボイコットしたい


と、同級生の同じクラス、同じ部活の子に言われた。
平松さんと言ってちんちくりんだけど人懐こい子で、この件の後も普通に仲良くしていた。

うちの顧問は途中から来た、40を超えているけどそれまで演奏家をしていた人物で、好き嫌いがかなり分かれた。
多感な中学生、しかも保守も保守な地元では嫌われて、我々も嫌いだった。

そう、私にまだ特定の人物が嫌いという感覚があった頃の話
懐かしい

「ボイコットしない?」なんて面白そうで乗るしかない。
「みんなに声かけてるんだ」と言うのでいいよ、と二つ返事をした。

すると休み時間に「他のクラスの人にも言いに行くから着いてきて」と言われ着いていき、そしてなぜか私が言うことになったので「そういうことなんだって」と伝え、かなりの人数が賛同した。

バレた


管弦楽部のような陰キャの田舎者がすることはたかが知れている。
なので簡単にバレて私たちは顧問に呼び出されてそれはそれは怒鳴られた。

そしてなぜか、全員が「保留さんに誘われました」と言った。

いや平松もやんけと思って見たら目を合わせない

みんなを見ても目を合わせない

永遠にも感じる時間ののち、ははーん、わかった、じゃあいいよそれで、と思い口を閉ざした。
その後、私と顧問だけになって死ぬほど怒鳴られ、その日は帰った。

その後しばらく針のむしろに立たされる。


これだけのこと


だけど、中学生には大きなことだ。
それにこの小さなワンエピソードが積み重なるとでかい。

私の場合、家に帰って親に言うこともできない。
言ったところで「くだらない!」と言われるので余計に傷つく。

みんなにも裏切られて家族にも言えない

今思うとこんなことだらけだったのによく生きていたと思うしよく大学も出れたと思う。
その後、みんな普通に私と関わり、謝ることも無ければその話をすることもなかった。

すぐに進学となり、顧問に「あのブラスバンドが強い高校だったらどうにかしてやるぞ」と言われ、即座に「あ、大丈夫です音楽は2度とやらないんで」と断った。

皮肉にも私は楽器もよくできた。
注意されたことが無いくらいに卒なくこなしたし、下手な同級生で時間を取られていつもイライラしていたほど。

その高校に行けば割と簡単に全国一位になれただろう。
親も喜ぶだろう。
そんなに遠くもないし学力もちょうどいい。
良いこと尽くし。

だけどその頃には、音楽にもこの地元にも人にも、とっくに愛想が尽きていた。

だから裏切りたかった。
早くどこかに逃げないと、突き立てるその想い、焦燥感で今まで来ているし、なんなら今でもそうだ。

一刻も早く逃げたい

人嫌いの所以


ありすぎる

私は学校や教師がまず大嫌いで、まぁ人が嫌いだ。
大好きではあるけど近くにいて欲しくない。

学校や教師だったら今から1時間以内に一万字書けるほど嫌いだ。
多分それはこういった経験が沢山あるからだと思う。

人を信じる機会も、人に助けられる機会も、あまりにも無さすぎた。
大人になってからその機会があっても既に遅く、人間として完成してしまい、最後は悪く終わる。
もちろん私のせいであることもあるし。

そして皮肉なことにおかげで強くなってしまって、それは強くならざるを得なかっただけだと言える。

傍観者が嫌いなのもそれ

私は被害者ではない

加害者でもあるからだ

だから不幸自慢をしたくない

人を傷つけた経験も裏切った経験ももちろんあるし、そのせいで消えない傷を負わせているだろう。
だから普段はわざわざ言わない。

私にそうしたい要因が必ずあるからで、だから40歳になっても他人から排除されるような珍事が起こる。

めちゃくちゃ笑いながら聴いてくれた恋人に救われたものだ。
親友にも恋人にも「そもそも保留が悪いしね」と言われたし、そんなもんだろう。


Save me


昔は確かに「誰か助けて」と思っていた。
そりゃそうだろう無力な子供、働けない人間はそう縋るしかない。

だけど、いつの間にか自分から手を離すようになった。

別に大丈夫になったわけではないし、「あーあ」くらいには思うけど「大丈夫」と言う。
その鈍感度が強くなっただけだ。

悲しさは消えた

それはおそらく、悲しみの底に着いたからだ

悲しくないから大丈夫、は、これ以上悲しくなる余地が無いから、これ以上悪くならないというだけだ。

ふと思い出してめちゃくちゃ早く打ったので変なところがあるかも。
推敲ももういいや。

ただ、吐き出したかった


ちなみにその顧問はその後、後輩の母親とダブル不倫をして、お互い離婚して再婚したらしい

ファンキーボーイ中川

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