Pat yourself on the backという日本にない言葉

Pat yourself on the back. というのは、幼いころからアメリカでよく使われるフレーズである。
pat は、「なでる」「ぽんぽんする」という動詞である。
backというのは「背中」のことだ。
この二つを知っていれば、直訳的な意味はおのずと分かるだろう。
「自分の背中をなでなさい」「自分の背中をぽんぽんしなさい」という言葉である。

Pat yourself on the back.
「自分を褒めなさい」「よく頑張りました」

そんなに目新しさもないかもしれないフレーズだが、アメリカでは子供のころあちこちで言われる。
小学生などが学校の行事で集まるときなど、You became quiet quickly today! Pat yourself on the back!「今日は早く静かになりましたね!よく頑張りました!」と校長先生が言ったりする。
それこそ小学生の間は、そういいながら背中をなでる動作を先生がやって見せて、生徒たちは自分の背中に手を伸ばしたりする。
低学年は一生懸命背中へ腕を伸ばして、高学年になると肩をポンポンする程度になっていくことが多いのはやはり成長のあかしだろう。
高校生にもなれば、それが実際にやるために言われるのではないと理解してみんな動かなくなるのは余談である。

ちなみに、pat your-まで打ち込めば自然と予測変換に出てくるので、それくらい頻度高く使用されているフレーズだと思っていただきたい。
大人でも、企画がひと段落したり、成功した時には、上司が部下に向けて行ったりすることもある。

The year is almost about to end. Pat yourself on the back for surviving this year!

今年ももう終わりです。よくこの一年生き延びた!/ 今年ももう終わりです。今年一年よく頑張りました!


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