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ワニという英語に訳しにくい言葉

去年話題になった「100日後に死ぬワニ」が映画化されるそうだが、皆さんはワニを英語に訳せるだろうか。
答えは二通りある。

alligator

crocodile

どちらも日本語にすると「ワニ」だが、英語ではそれぞれの言葉は違う生き物を指す。
しかし、alligator と打ち込むと検索の候補に crocodile differenceと続いているものが出てくるくらい、英語圏の人間でもその違いをはっきりと区別できるのは少数派である。

ちなみにalligator アリゲーターというのは丸みを帯びた口をしていて、口を閉じたときは歯が隠れている。
対して、crocodile クロコダイルは比較的スッと細長くとがった口をしていて、口を閉じていても歯が見えている。
おそらく、日本人のイメージする「ワニ」の形はクロコダイルなのではないだろうか。

今回確認のために調べてみると(いつもどっちの特徴がどっちだっけ、となるのでそろそろ記憶定着してよと思う)アリゲーターは淡水の近く、クロコダイルは海水の近くに生息しているという違いもあるそうだ。

つまり、正しく訳すには写真を見たり確認したりしなければならない単語なのである。

とりあえず、どちらも凶暴なので、近づかないことをお勧めする。(フロリダでは普通に庭にいたりするらしい)


By the way, the creature in Peter Pan is the crocodile.

ちなみにピーターパンに出てくるのはクロコダイルです。


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