On the same pageという日本にない言葉

We’re on the same page をあなたならなんと訳すだろうか。
「同じページだ」だろうか。
それも間違いではない。
本を読んでいてそう言われたなら、その通りである。

しかし、それを会議の後に言われたとしたら、どんな意味だろうか。

I’m glad we’re on the same page now.  

「同じ意見でよかった」という意味合いが一番強い。

逆に会議の前ならば、

I want you to be on the same page. 

という風に「情報共有したい」「ブリーフィングしたい」という意味合いで使う。

仕事などの会議以外にも、夫婦や恋人同士で話し合いをしたい時や、友人と真面目な話をしたい時にも使う。
基本的には仕事の話や真面目な話、大事な話の時にだけ使われる。
今夜の晩ご飯の相談や、どの洋服を買うかなどの比較的軽い話題では使わない。

We broke up because we weren’t on the same page. 

と恋人と別れた際に言う人がいたら、付き合いの段階が違ったり(一方は結婚を考えていて、もう一方が考えていなかったなど)何かしらすれ違いがあったために別れたことを示す。

このように「同じページ」=「同じ価値観」「同じ情報量」「同じ段階」という感覚で使う言葉である。


I hope you’re on the same page as me on English.

英語について同じ価値観だといいな。



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