done and over withという日本語からは訳せない言葉
It's done and over with. というのはアメリカではよく聞くフレーズであるが、日本ではあまり馴染みがないのではないだろうか。
しかし、英語を勉強している方ならそのまま訳せるだろう。
It's done and over with.
「終わった」
日本語だとシンプルなのだが、英語だと長い。
It's done. だけではだめなのか、と聞かれれば、それも「終わった」という意味である。
It's done and over with.というのは「もう完全に終わっている」という意味で、終わったことを強調するために使うフレーズである。
では、どんなシチュエーションでこのフレーズを聞くのか。
恋人関係を終わらせたあと、もう無関係なのだと強調したいとき。
また企画が終わったときや、もう修正が効かないような、すでに終わっている物事の話をするときなどである。
"What happened to Mary?"「マリーはどうしたんだ?」
"I'm done and over with her. "「彼女とはもう終わった」
恋人関係で使われるときは、若干うんざりしているようなニュアンスが含まれることもある。
"I forgot to put this graph on the powerpoint!"「パワーポイントにこのグラフ入れ忘れた!」
"It's done and over with. Forget about it."「もう終わったんだ。忘れな」
上記の例文だとネガティブなイメージを持つかもしれないが、それだけではない。
"I'm done and over with school!"「学校が(やっと)終わった!」「卒業した!」
というような、すっきりと終わったことの強調にも使える。
英語で聞けば日本語に訳せるフレーズだが、このフレーズを知らずには日本語から訳せないようなものである。
I'm done and over with this crazy pandemic life but I know I have to keep doing whatever I can.
もうこのおかしなパンデミック生活にはうんざりだけど、できることは続けなきゃね。
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