Make it countという日本にない言葉

make=作る count=数える と考えている人が多いだろう。
もちろんそれは正解である。
しかし、それがくっついている場合、どういう意味になるだろうか。

Make it count.(めいけっ かうんt)(「と」ほど伸ばさないt)

これは訳すのがとても難しい。
「後悔しないように頑張りなさい」というのが一番近いかもしれない。

Make it count. は、試合前にコーチが選手たちにかけたり、上司がプレゼン前に部下に言ったりするフレーズだ。
countは「数える」という意味には、「重要である」というニュアンスもある。
感覚としては、数に含められるくらい大事、という感じだ。

Do bananas count as snacks? 「バナナはおやつにはいりますか?」
(日本ではお決まりのセリフだが、アメリカにはない)

This class will count as your science class.「このクラスは科学の単位として数えられます」

Did you count him as part of the team?「彼をチームの一員として数えた?」「彼をチームの一員にした?」

このようにcountには「数に含んでもいいくらい価値がある」「数に含むほど重要である」というニュアンスがあるのがおわかりいただけただろうか。
なので、Make it count.というのは直訳的に言えば「数えられるようにしろ」「価値あるものにしろ」ということである。
そして場合によっては「頑張れ」ということになる。


Study hard and make it count.

しっかり勉強して、後悔しないように頑張って。/ 勉強頑張って、価値のあるものにして。

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