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give an attitude という日本にない言葉

Don't give me attitude. と外出先で親が子に告げているとき、親は何を伝えたいのかご存知だろうか。

give an attitude
「生意気な態度を見せる」「反抗的な態度を見せる」

attitude自体は「態度」という意味だが、giveと合わせると、悪い態度でいることを指す。
ちょっと頭を斜め上に傾けた偉そうな様子をイメージしていただくと分かりやすいだろうか。
特定の言葉だけでなく、むっとした表情や、腕を組んで無言で怒っている子供の様子も、give an attitudeで形容される。

Don't give me an attitude.
「反抗的な態度はいけません」「生意気なこと言うんじゃない」「反抗するんじゃない」「態度が悪いぞ」

生意気な様子や反抗的な様子を注意するために、Don't give me an attitude.というのである。
しかし、泣き叫ぶ子供にはあまり言わない。
なにか注意しているときに子供が「うるさいなあ」と言ったりした場合に使う言葉である。
イメージが湧きやすいのは「give an attitude kids」と画像検索をすると、わかりやすいだろう。
似たようなフレーズもある。

Don't be a brat.
「生意気いうな」「ガキくさいこと言うな/するな」

You're being a brat.
「態度悪いぞ」「ガキくさいぞ」

brat というのは「生意気なガキンチョ」のようなニュアンスである。

どちらも主に子供に対して使うフレーズだが、カップルや夫婦間でも don't give me that attitude「その態度やめて」という風に言うこともある。
しかし、基本的には上下関係があるようなときに使うフレーズなので、他人に使うことはないようなフレーズである。
せいぜい他人に使うのは「ガン飛ばしてきた」など柄の悪い台詞をいうような状況である。


Be good, don't give an attitude.

いいこにして、生意気な態度はやめましょう。

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