Be respectful という日本にない言葉

Be respectful というのは、アメリカのどの学校にも掲げられている標語と言ってもいいだろう。
その意味を皆さんはご存知だろうか。

Be respectful.

「礼儀正しくしなさい」というのが一番近い訳だろう。

日本で「礼儀正しくしなさい」というと、背筋を伸ばして、言葉遣いを丁寧にして、とちょっと堅いイメージがあるが、英語の場合はもう少し日常的に使われる。

例えば、子供が勝手に友達のおもちゃを使ったとき、相手にちゃんと断りを入れるように促すために使ったりする。
例えば、仕事を失敗した相手に罵詈雑言を投げかけるような人がいるときには、Be respectful と注意するときに使ったりもする。
例えば、友人のお店の人への態度が大きい時に、注意するときにも使える。

また命令形以外の使い方としては、自分の心得などを伝えるときなどである。

 I do my best to be respectful towards anyone I meet.
「どんな人にも礼儀正しくするように心がけている」
「会う人がどんな人であろうと礼儀正しくするように気を付けている」

I make sure my kids are respectful towards elders.
「自分の子供たちが目上の人に礼儀正しいようにしている」
「子供たちが老人たちに礼儀正しいようにしている」

上記で書いた訳は「礼儀正しく」になっているが、「ちゃんとしなさい」と日本語で子供に注意するときのような、日常的な用語であることを知っておいてほしい。


Even though you don't know the people you meet online in person, you should be respectful towards them.

「ネットで出会った人たちが実際に会ったことがない人たちでも、ちゃんとした態度で接するべきだ」

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