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墓じまいのメリットは?

令和になってからは「墓じまい」という言葉を聞いたことが無い方はいないかもしれません。

2000年頃から急激に増加し、年間10万件もの改葬(墓じまい)が行われています。

墓じまいする理由

①将来の墓守がいない

②葬儀や法要時の高額な支払いが不安

③現在の住まいからお墓が遠い

④年間の管理費を支払えない

⑤子供からの依頼

主に金銭的な不安や墓守不在が理由のようです。仏教の信仰でもないので自由に葬儀をしたいという意見もあって、今後も菩提寺離れが加速しそうです。

菩提寺への不信感

仏教徒でお坊さんのお経が有難いと思えている方にとっては価値のあるものかもしれませんが、法要時の長時間のお経が苦痛だと感じていた僕にとっては何ら価値のあるものではありませんでした。

お経の後の「人生とは何か」法話も形式的な事ばかりで、自らの体験談も無く、共感出来るものは無かった。

もしかしたら僕がシラけているのでは無いかと思う事もありました。しかし、周囲の坊さんを普段から見ていても感心する模範的な行動やはしているように見えませんし、幼少期から同級生に寺の息子が数名いましたが、みんな怠け者という共通点がありました。

出家(得度)してからも周囲に配慮するような心遣いのある性格でも無いのを目の当たりにしていたので、坊さんと言っても自分達と何ら変わりのない人間(何なら甘やかされてるだけタチが悪い)のお経や法話にありがたみを感じられないのです。

先祖を大切にする事は自身のアイデンティティを育む上で必要だと位置付けています。

だからこそ、お寺の墓に骨を入れて置けば先祖を大切にしている?という事への違和感が強くなりました。

お寺への支払い

・毎年の墓の管理費(5,000〜50,000円)

・法要料(3〜150,000円)

・葬儀時のお経(150,000〜1,000,000円)

・寺の修繕管理費(30,000〜200,000円)
※30年に一度くらい

菩提寺を持っている事はBS(貸借対照表)上では負債です。

もちろん僧侶の有難い言葉に救われたという方も大勢いると思いますので、お金だけの事では片付けられない事です。

離檀+墓じまいのメリット

①管理料、法要料、葬儀料、戒名料などからの解放。(10年で30万円程度)

②放置すると呪われるような不安からの解放。

③遠くに引越ししても墓参りへの義務感からの解放。(墓が遠くにある人は罪悪感が残ります)

④今後葬儀を自由に選択できる権利。

⑤子供に負担をかけなくて済む。

主にこの5点だと思います。気になる墓じまいの費用は、3つ前の記事に掲載していますので、是非ご覧ください。

墓じまいサイト


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