リンコサウルスの歯についての記事 【記事に誤りがあったため、訂正しました】

【ご注意!】この記事には、とても大きな事実誤認が含まれています。リンコサウルスをキノドン類だと思い込んで書いてしまいました。記事削除も考えましたが、自戒を込めて訂正を入れて残しておくことにします。訂正前の記事を読んだ皆様、申し訳ありませんでした。

 ここ数日、疲れからか歯茎が腫れて、固いものを噛むと奥歯の付け根が痛みます。爪楊枝でつつくと派手に血がついて、老いを感じて気が滅入っていたところ、いわゆる「哺乳類型爬虫類」(最近は研究の場ではあまり使われない用語になっているそうなので、カギカッコつきです)であるリンコサウルスの歯についての記事がありました。【訂正】記事を書いたときにはリンコサウルスを完全にディキノドン類かキノドン類だと思い込んでおりましたが、リンコサウルスは主竜形類であるようです。

 ツイッターでは記事の元になった論文を紹介してくれている方もいました。

 リンコサウルスの歯の生え変わりは6回というのが、自分にとって新知識。哺乳類は効率的な噛み合わせの為に、限りなく生え変わる歯(それ故、噛み合わせは全く合っていない)を捨てて、歯は生涯に2セットという選択をしたわけですが、途中の段階があったことがわかっているんですね。【訂正】リンコサウルスをキノドン類だと思い込んでいたため、この生え変わりが6回という記述について「多歯性から二歯性への移行の中間形態が見つかっているのか、知らなかった」と感動したのが、この記事で一番書きたかった部分なので、記事全体が破綻してしまっております。重ね重ね申し訳ありません。

 歯の生え変わりを制限するのは生存に不利な気もしますが、歯を使い切るまで生存する個体は多くはなく、噛み合わせによる効率的な食物の摂取がよりメリットが大きかったのでしょう。
 歯を使い切るまで生存する個体は少数であろうということは、ツイッターにも同様の指摘をされている方がいました。っと、この方noteでフォローしていただいている方ですね。偶然!でもないのか、興味が重なっているのだから。

 現生生物ではゾウの例が出ていますが、人間でも革を鞣すのに奥歯で噛む人々が、寿命より前に歯が磨り減ってしまう、というのを何かで読んだ記憶がありますが、旧石器時代の話だったか、イヌイットの話だったか思い出せず気になっています。

 リンコサウルスは当時、大変に繁栄した生物で、現代に残る化石も多い種です。数百体、数千体というオーダーで化石を研究できると、それで見えてくるものもあるのですね。

【追記】
 今回の勘違いについて纏めた記事も書きました。ご興味あればご覧ください。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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