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君たちに伝えたいこと 教養編

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小説とアカウントをわけるか迷ったけど、結局同居させることにしました。 子どもたちに伝えたいことを書いてゆく文章を書いてゆく中で、自分の知識を中心にしたパートです。
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君たちに伝えたいこと 教養編 目次

 自分の子どもたちに、自分が学んできたことを伝えたい。という意図で、子どもが大きくなった…

びぶ
4年前
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世界史 その32 ミケーネ文明

 ただのお勉強ノートになってしまってからも、のろのろと続けている世界史シリーズ。ヒッタイ…

びぶ
1か月前
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恐竜の名前についてる「ドン」って何?【雑学エッセイ】

 先日、展示してある恐竜の骨格が化石かレプリカかを見分ける方法についての記事をあげました…

びぶ
3か月前
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展示してあるのは化石かレプリカか 【雑学エッセイ】

 以前、恐竜展の帰りに妻から「パパが子どもたちに説明してるのを聞いて、後ろの人がへえーっ…

びぶ
4か月前
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飼育員は研究職のはず、と憤った思い出

 下は先日、ブラウザが勧めてきた記事。東京動物園協会運営の野生動物保護センターと岐阜大学…

びぶ
6か月前
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冒険飛行家 アメリア・イヤハート

 かつて何人かアメリカでは有名だけれども、日本では知名度の低い人を取り上げて記事を書きま…

びぶ
7か月前
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四大文明概念を批判する

 時間がなくなかなか進まないながら「メソポタミアとインダスのあいだ」という本を読んでいます。タイトルの通り、メソポタミアとインダス文明の領域の間で両文明間の交易に携わった、イラン高原とペルシャ湾岸の「文明」について述べた本です。  かつては「四大文明」という言葉が広く使われていたのは、ある程度の年齢以上の方ならご存知でしょう。古代中国に複数の文明が存在したことが明らかになった後も、「黄河文明」を「中国文明」と言い換えて「四大文明」概念は生き残りましたし、比較的新しい本でもアン

大陸に領土があるけど、首都は島にある国-あるいは地理についての思い違いー

 筑摩選書の「メソポタミアとインダスのあいだ」という本を読んでいます。メソポタミア文明と…

びぶ
8か月前
2

世界史 その31 エジプト新王国末期

 子どもたちに歴史の知識を伝える助けになれば、と思って始めた世界史シリーズですが、気づけ…

びぶ
8か月前
3

プント 古代エジプトが交易した、海の彼方の地

 先日、プントの場所が明らかになったという記事が流れてきて、ちょっと期待して読みました。…

びぶ
8か月前
3

小ネタ サイガという動物

 先日つぶやきで、サイガという動物の生息数が回復しているというナショジオの記事を紹介しま…

びぶ
9か月前
3

バチカン市国って、どの位の広さ?―愛知県民版―

 下の子からバチカン市国ってどの位の広さ?と聞かれたので、ローマの街の中にあるんだから、…

びぶ
9か月前
5

初めて知る動物 シマハイイロギツネ

 さきほどXで見かけたポスト。サンタバーバラ動物園が、絶滅しそうなイヌ科動物が復活したと…

びぶ
9か月前
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ハンニバル、アルプスを越える。酢を使って。

 カルタゴの将ハンニバルと言えば、共和制ローマを苦しめた敵の中でもローマを崩壊の瀬戸際に追い込んだ武将として名高い人物です。僕自身も小学校の入学祝いにもらった子供向けの人物事典の中でハンニバルとジャンヌ・ダルクの二人がお気に入りだったことを記憶しています。その記憶が塩野七生女史の「ローマ人の物語」の2巻にあたる「ハンニバル戦記」に手を伸ばさせることになりました。それが塩野作品に触れた初めとなります。僕はローマ人の物語を2巻から読んだんです。  このハンニバル戦記はベストセラー