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ちっちゃいドーナツが好き

ちっちゃいドーナツ。
ミスドでもクリスピークリームでもダンキンでもない。スーパーや100均の片隅に置かれている粗めのお砂糖がまぶされた直径6センチ程のジャンクな味わいのドーナツ。
アルミの袋に入っていて、中は透明なビニールの個包装。ケーキの箱のようなものに入っていることもしばしば。

ほっぺが落ちるとか、この世で1番美味いとかそういうものとはまた解釈が違ってくるけれど、この世から無くなったら確実に胸に喪失感が残るその存在。
油と粉とお砂糖、素朴な甘さと食感。しっとり過ぎずパサパサ過ぎない口当たり。程よく溜まる腹持ち。

いつも近くに居てくれる安心できる存在。よく知ってて、無言でも不安にならない存在。

もう最後の方最早なんのこっちゃわからんけど私にとってちっちゃいドーナツはそんな存在だったりする。

私のお腹を程良く満たして程良く心地よい幸せと安寧を与えてくれるちっちゃいドーナツ。
どうかこの世から消えて無くなりませんように

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