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なぜ人生に虚無感を感じるのか?〜経済学、心理学、哲学より〜

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自分が生きている意味ってなんだろう? 人生の目的はあるのだろうか? 誰もが考えたことがある問いだと思います。 この問いについて、様々な本や学問をもとにして 「人生の目的」につい…
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哲学者イマヌエル・カントの視点から「人生の目的」を探る Part2

Part1では、 哲学界では、「人生の目的とは?」という問いは形而上学的な質問である。 そして、哲学者イマヌエル・カントを紹介し、著書『純粋理性批判』の中で、 人間は「人生の目的」を探せるのかについて哲学したと話しました。 今日は彼が出した結論を伝えます! カントが最終的に出した結論つまり、人生の目的については、人間はそもそも考えることができないんです。 哲学が生まれ数千年にかけて人類が探してきた答えは見つからないんだなと 僕はカントの哲学を学んだ時にスッキリしまし

哲学者イマヌエル・カントの視点から「人生の目的」を探る Part1

これまでの「人生の目的」考察「幸せの追求」というテーマで、 お金や名誉のような地位財 健康、家族間の愛、自由のような非地位財で満たされない。 人間は「人生の目的」を知ってこそ、本当の幸せを得ることができる。 「人生の目的」に悩む時期というテーマで 人間は13〜22歳の間に 社会の中で自分の立ち位置を見つけるために、 「人生の目的とは何か?」と自らに問いかける。 と様々な文献や理論をもとに発信してきました。 今日はそもそも人は「人生の目的」を見つけることができるのかどう

「人生の目的」に悩む時期〜心理学の観点から〜

今回は、 を考えていきたいと思います。 エリクソンさんの紹介エリクソンのライフサイクル理論によれば、 「青年期(13〜22歳)」です。 この時期には 「アイデンティティの確立と混乱」という課題に直面します。 アイデンティティとは? 成長して自分と社会とのつながりが見えてくる中で、 自己という存在について悩み、自分探しを行なって、 自分を社会の中に位置付けていくというわけです。 このような問いに自問自答し 自分自身を社会の中で位置づけようとする時期が青年期です。

幸せの追求 Part3〜幸せは非地位財だけにあらず:成功者の虚しさとは?〜

「非地位財」が満たされたら満足なのか? この問いについて考えてみましょう。 健康で、家庭も幸せ、なんでも欲しいものを買え、やりたいことをできる こんな順風満帆の人生だったら幸せですよね? 憧れますね・・・🤤笑 企業の重役が抱える悩み マサチューセッツ工科大の脳科学者ダナー・ゾーハーさんは とあるスウェーデンの大企業の重役から 次のような相談を受けたと著書『SQー魂の知能指数ー』の中で話しています。 更にダナー・ゾーハーさんはこの重役を同じような悩みを持った重役が