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▼ おじさん からの プラモデル

この時世おうち時間をどう過ごすのか皆さんお悩みなのだ…プラモ売り場がスッカラカンになっている。
では、おいそれと作れるものかと聞かれたらNOだ、難しい。
それではなんの参考にもならないから、おじさんの先輩が教えてあげる。
今回は道具編。

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 前提として、謙遜でもなんでもなくって別に上手じゃない。

 箱の横ッチョにある完成図とか、昔に模型誌の作例で見た綺麗な完成品を作りたい一心で40手前からコツコツやってきた。だから汚し塗装とか全然しないし、説明書から逸脱した工程もやらない。
 ただただ「ゴミになっちまった」とか「買うばっかりで作りゃしねぇ!」なんて不興を買うことだけは避けている、大人だから。

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 ネット記事なんて読んでいるとなにが必要なのかわからないけれど、自分なりに何個も作ってきて「組み立てには最低限これぐらいの道具がいる」と思ったものを厳選して御紹介。
 大小様々な工具を大量に持っているけれど模型作りでは出番が少ないし、これだけで作れと言われたら「そうですか」という感じ。

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・ニッパー
邪魔なランナーをバチバチ切ったりアトハメ加工をするために電子工作用の白線ニッパー(ケイバ ミニ KM-027)。
ゲートカット用は(ツノダ ミニカット MC-125 )を使ってます。
高価な専用ニッパーもいくつか試したけれど、握りものは切断面や耐久性のバランスで専業メーカーに敵わない…しかもお値打ち
・カッター
NTカッター D-400と40度替刃、オルファ 特専黒刃。
・カッターマット
百均でも買えるので色違いで2種類は欲しい。成形色によって使い分ける、白いプラモは黒いマットとか。

パーツの切り出しはこれぐらい、たぶん三千円ぐらいで揃う。

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・穴あけ工具
今のプラモは超高精度なので模擬銃器に該当する、だから鉄砲の銃腔を塞ぎ銃刀法の範囲で販売されている(嘘知識)。
それを違法改造するのがピンバイス(下)、簡単なものならセリア系の店で上のようなものも百円で売ってる。

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・スジボリ堂 二代目鬼斬 細目
残ったゲートをカッターで処理することは稀でほとんど全部これでカリカリする、面出しも仕上げ直前まで削れる、ぶっちゃけこれだけあればいい。
・サテライトツールス タイラー
プラスチック当て木。あちこちRのついた形状で絶妙に超綺麗に仕上がる。今は似た商品も増えたけどコレだけ妙に安い、画像のは20mm両面テープで紙ヤスリを張り替えている…再利用可能でコスパ最高。
・田宮 フィニッシングペーパ― P600/P800
なにが違うのか目詰まりまで不思議と長い、結局これが安上がり。
・田宮 タミヤパテ(ホワイト)
子供の頃とは違いあんまり使わないけど、失敗したときにお世話になる。

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スナップフィットでも接着剤は必要。作業としては接着というより溶接で、上手く使えばパテ盛り箇所を大幅に減らせるので横着者にはありがたい。
瞬間接着剤は使いどころが難しくプラモでは失敗しやすい。

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おじさん特有の問題というか、夜に作業が多くて細かいものが見えない。Amazonで中華製LEDルーペデスクライトを5千円以下で買った。

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眼鏡店で老眼鏡かハズキルーペかと相談をしたら「そこまで細かい作業には向かない」とのこと、かと言って老眼も始まっているのだ。
そこで焦点距離15センチの安物眼鏡を作ってくれた…手元がハッキリ見え塩梅が良い、これぞおじさんの知恵袋。
 

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素組みは子供っぽい、大人なんだから最低限塗装ぐらいしたい。
エアブラシなんて高額商品を買い揃えなくても缶スプレーで塗れる、これはオレンジ色部分をアサヒペンの「クリエイティブカラースプレー」で塗ってみた、工作用のアクリル塗料なのでシンナーより近所迷惑じゃない。
肌とグレーは成形色、顔はタンポ印刷されていた。

今は書籍やネットや動画で参考になる作り方も見られる、頑張ればできる、調べながらコツコツ作業すれば完成させられる時代になった。
子供の頃に「いつか自分もこんなプラモが作ってみたい!」と思っていた、それができるぐらい根気強い大人になったんだぞと証明したいのだ。

あ…いや。

これはカワイイなと思って思わず買っちまったけど。
まぁ常に購入動機はカワイイかカッコイイのどっちかだよね。(苦笑

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