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現代の2Pickについていけなくなった話

はじめに

 こんにちは、Eeveeです。現代2Pick技術論というnoteを書いて1年以上が経過しました。この記事を書いて以降の2Pickはよりカードパワーが上がっています。もはやデッキに入っているカード1枚1枚の強さを最大限出すよりも、強いカードを早めに引いて強く使うほうが勝ちやすい環境へと変化していきました。私はもともとカードのバリューを考えてプレイを行っている人間のため、正直に言うと苦手な環境へと変化しています。


本題

 先ほど述べたような、直近の2Pick環境に対して苦手意識が生まれてしまいました。苦手意識というのはモチベーションの維持にはマイナスに働くもので、2Pickに割く時間が昔に比べてかなり減ってしまいました。

 今後の展望としても、以下の2つの理由により、私は2Pickを過去のようにガッツリ競技的に行うのは厳しいなと感じています。それでも、私自身やれる限りでレートはやりますし、LOSやJCGにも参加いたしますので、もし対戦する際にはよろしくお願いいたします。


理由①体力の低下

 2Pickを行い続けるために必要となる体力が衰えてしまったことが、最も致命的な理由です。今までは1日中2Pickをしていても全然疲労せず、勝ち負けに一喜一憂しながらも楽しく行うことができていました。

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体力があった時期①
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体力があった時期②

 しかし、現在は1日3時間もすると体力が尽きてしまい、凡ミスや見落としをしてしまう、択の精査の精度が極端に落ちてしまうなどといった事態が発生しています。

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最近の試合数

 それに加えて、私はもともと数をこなした上で、環境を理解し、それをプレイングへと結びつけるスタイルでした。そのため、体力が少なくなるということは、すなわち人よりも理解度が低い状態で試合に臨まなければいけないということです。そのことにより、数ができなくなる⇒理解度が足りなくなる⇒勝てなくなる⇒モチベが下がる⇒数をこなさなくなる、という悪循環が発生しています。

 この体力の低下が、私の2Pickの技術向上の妨げとなっている最も大きな要因です。筋トレをすれば改善されるのかもしれないのですが、私にはそこまでの気力がありません。



理由②言語化能力の低下

 言語化能力が低下してしまったことも痛手となっています。過去しっかりと2Pickに取り組んでいた時期では、Pick段階での選択理由や、プレイングの選択理由などを全て説明できるように心がけていました。しかしながら、現在は理由がどうしても説明できなかったり、根拠として不十分であったり、そもそもプレイングと思考がズレていたりなど、そういった問題が多く発生するようになってきてしまいました。
 
 例を挙げると、今期(RGW)のエルフのブロンズ枠についてなのですが、全体的にどのカードを優先して取るかの理由がすごくふんわりしています。なぜこうなっているかというと、ブロンズ枠は主に3つの役割を担っており、この3つの役割を担うカードをどのくらいの割合で取るべきかというバランスが、非常に繊細かつ重要になっているためです。 


 ①旋律のダークエルフ・アルバや、領域のルナールに代表されるような、プレイ回数を稼ぐことによって強力な面を形成するために必要となる、低コスト、主にフェアリー、を供給するカード

旋律のダークエルフ・アルバ
領域のルナール


 ②マチェットエルフやウィンドランサー、旋風のランサーといった、相手リーダーの体力を削り切るために必要不可欠な疾走札

打点要員


 ③レイジィスロースやガーデナー・カルクスといった、単体パワーが高く、リソースを温存しながら中盤戦を支えることができるカードや、シードショットや森の調薬といった、中終盤のためにリソースを供給するカード

単体パワーが高いカード
リソース要因


 基本的にはこれらのカードをバランス良く取れると、安定して勝ちやすいデッキになります。しかし、「じゃあ安定するバランスって何?どのくらいなの?」と聞かれてしまうと、私は言葉として表現することが不可能です。

 言語化ができなくなったことにより、択の議論をする際に自分がなぜそう考えたかを表現できず、意図して伝えたいことが伝わらないといったことが起きます。また、言語化ができないために、実は自分の理解不足で、自分の意見は正しくないんじゃないか?といった疑心も生まれ、議論すればするだけ自信がなくなっていく現象も起きていました。

 もちろんただ出来ないで終わりにするだけの私ではありません。なるべく言葉として自分の意見を残す努力をしています。それでも、やはり不完全な状態であると、その分だけ技術向上に支障をきたすため、昔のようなほとんどすべてを説明できる状態に比べると、質の悪い状態であるのかなと感じます。


最後に

 このような理由で、昔ほどの熱意を持って2Pickに取り組むことが出来なくなっているという報告でした。しかし、2Pickというフォーマットは非常に面白く、奥深いものとなっています。今現在モチベを持っている人は、そのモチベを活かし、2Pickを楽しみながら上達していって欲しいです!


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