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Distant Shores Brewing(東京・東村山)

 ブルワリー名の「Distant Shores(ディスタント・ショアーズ)」とは、「遥かな岸」という意味。これはその昔、この世にビールが誕生してから世界中に広がっていく、はるかな旅路をイメージしながら飲んでほしいとの願いを込めて命名したものなのだそう。

 Distant Shores Brewingはもともと、醸造管理システムの開発会社、浅草・Campion Ale(現・浅草ビール工房)、そして新宿・YYG ブルワリー&ビアキッチンの3社によって立ち上げられたプロジェクトです。
 東村山市で2017年に醸造をスタートすると、イギリス人ブルワーの確かな知見、そしてコンピューターを駆使した緻密な温度管理によって生み出されたビールはたちまち評判を呼び、人気ブルワリーの仲間入りを果たしました。

 また、ブルワリーとタップルームが置かれた敷地内には簡易的な焼台があり、週末には近隣住民の皆さんが食材を持って集まるのがおなじみの光景(※コロナ禍以降の状況は未確認)。フレッシュなドラフトビールがいくらでも飲める、理想のBBQスペースも好評を博します。

 残念ながら取材時にお世話になったブルワーさんは、すでにDistant Shores Brewingを離れてしまいましたが、本場イギリス仕込みの醸造技術は変わらないまま。ぜひ「ビビビ。」でその味を確かめてみてください。

〈Text By Satoshi Tomokiyo〉

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