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離任式で伝えた子どもたちへのメッセージ

先日、離任式がありました。
子どもたちとの再会はとても幸せな時間でした。

「新年度になったら、先生が辞めていた。」
ということに驚いていた子もいるかもしれません。

だから、嫌で辞めた訳ではないこと、やりたいことがあることを自分の言葉できちんと伝えたいと思い、メッセージを考えていきました。
以下に記録しておきます。



「先生をやめた」と聞いて驚いた子もいるかもしれませんね。
先生の仕事がいやでやめたわけではありません。
むしろ「先生」という仕事が大好きでした。
この1カ月、「毎日楽しかったな、今ごろみんなどうしてるかな」と何度も思いました。「寂しいな、会いたいな」とも思いました。
でも、どうしてもやりたいことがあるのでやめることにしました。

やりたいこと
それは、子供たちにたくさんの出会いの場を作ることです。

親でも先生でもない、おもしろい大人との出会い、
ぜんぜん違うところで暮らす人との出会い、
町中のホッとできる居場所との出会い

先生は、出会いは宝物だと思っています。

だから、子供達が少しでもたくさんの人や場所と出会って、

「自分も、なかなかいいもんだな。」
「もう少し、頑張ってみようかな。」

と思えるようになってほしいと思っています。

そうして、みんなが自分と周りに優しくなれるようになったら、
お互いの違いを認め合って、助け合えるような世の中になると思うのです。

まだまだ、これから仕事を作ろうとしているところです。
近所の小学校で、図工や家庭科・社会を教えたりもしています。
手探りだけれと、挑戦することはとっても楽しいです。
先生自身も、今新しい出会いをいっぱいしながら頑張っているところです。

最後にそんな先生からみんなへのメッセージです。
「やるかやらないか」と迷った時には、ぜひ挑戦する方を選んでください。

ドキドキしながら手を挙げてみる
自分から友達に話しかけてみる
お年寄りに席を譲ってみる

どんな小さなことでもいいんです。

その小さなチャレンジの積み重ねが、きっと自分を大きく成長させてくれます。