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トライアスロンのトレーニング:Apple Watchでどこまで出来るか

最近ではほとんどの人が何らかの形で日々のアクティビティをトラッキングしていると思います。私の場合は2年前にApple Watchを購入し愛用しています。そこで今日は、トライアスロンのトレーニングにApple Watchはどれほど使えるか、について初心者的な考察をしてみました。

私が持っているのはApple Watch series 4です。この世代から完全防水になりました。心拍数も測ってくれて、20分以上のウォーキングかランニングをある程度記録し続ければVO2Max(最大酸素摂取量)も推定してくれます。最近のStrava(アスリート系SNS。私はアスリートではありませんが💦)のアップデートで、純正アプリからアクティビティをインポートできるようになりました。

Apple Watchのここが良い

まずは、個人的にApple Watchの良いと思うところを列挙してみます。

デザインが良い。バンドの種類が豊富でファッションに合わせやすい。
色々なアプリをインストールして自分の好きなようにカスタマイズできる。
操作が感覚的にできる。説明書不要。
スマホが近くになくても音楽が聴ける。
電子ウォレットとして使える。SuicaやPayPayなどもスマホ不要。

まとめると、スポーツ以外の場でも違和感なく使え、アプリをどんどんインストールして機能拡張できる上に、近所のウォーキングやランニングならスマホを持たずにApple Watchだけで行けちゃいます。

では、肝心のトライアスロンのトレーニングへの使用についてはどうなのでしょうか。

スイム、バイク、ランの記録

Apple Watchではトライアスロンの要素であるスイム、バイク、ランの全てを記録できる機能があります。どんなデータが録れるのか、ざっくり表にまとめてみました。大体問題なさそうですが、バイクの心拍数測定に関して難がありそうです。

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バイクの心拍数計測について

上の表で黄色評価の理由は、Apple Watchの純正ワークアウトアプリもしくはStravaなどの記録アプリを使って記録する場合、Apple Watchは心拍数を測定し記録してくれます。しかし、多くの自転車乗りはサイコンを使用してサイクリングやトレーニングのデータを記録しています。Apple Watchはサイコンとの連携はできないため、サイコンでの記録には心拍数が記録されません。心拍数は以前の記事でご紹介した通り、トレーニング中の運動強度を把握するのに大変重要なデータです。そのため、サイコンと連携できないのはかなり痛いです。

でも、サイコンには連携できなくてもApple Watch自体は心拍数を記録できるのだから、サイコンをやめてApple Watch単体で記録したらどうなの?という疑問を持つ方がいるかもしれませんね。

確かにそういう考え方もあると思いますが、サイコンではスピードや心拍数以外にもデータを測っています。例えばケイデンス。これは1分間にペダルが何回転しているか、を表すデータです。一般的にケイデンスを一定に保ち続けたほうが長距離の走行でも疲れにくいと言われています。多くの人はケイデンスを確認しながら、上がりすぎたらギアを上げ、下がりすぎたらギアを下げて出来る限り一定に保ちながら走っていると思います。そういったデータをまとめて取得して可視化するには、やっぱりサイコンで記録するほうが良いと思います。

ただ、Zwiftの場合はApple Watchをセンサーとして心拍数を測定、記録できますので、インドアトレーニングの場合は問題ないですね。

トレーニングデータの詳細を確認するには

下の写真は、昨日Zwiftで40km走行した際のデータをApple純正のアクティビティアプリで表示したものです。

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とてもさっぱりしていますね😅

実はStravaなどのアプリを使うと、さらに詳細なデータが確認できます。心拍数だけでなく、最大心拍数に基づく心拍数ゾーン、パワー、パワーゾーンなど。パワーについてはトレーニングへの活用法をもう少し勉強してから触れたいと思います。心拍数ゾーンでは、運動強度を客観的に確認できます。

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結局Apple Watchはトライアスロンに使えるか

個人的な結論は、「使える。ただし単体での使用には限界がある。」です。

スイムとランに関しては、Apple Watchで十分に必要なデータは録れると思います。速度、ペース、距離、心拍数、スイムならストローク数、ランならケイデンス(足の回転数)も測ってくれます。

しかしバイクでは、サイコンとの連携が取れないことが大きく不利になると思います。ただし、そもそも心拍数に関しては別に心拍センサーというものが売っていて、データの正確性からいっても、本格的に計測したいならこちらを使ったほうが良さそうです。心拍センサーはスイムやランでも使えるみたいです。経験者の方は皆さんこちらを使っているようですね。

トレーニングの詳細データは純正アプリでは確認できませんが、Stravaなどのアプリを併用すれば確認することができます。

というわけで、Apple Watchはトライアスロンのトーレニングにどれだけ使えるのかについて考察してみました。まだまだ勉強中なので、表面的な考察になってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました🙇‍♀️




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