見出し画像

#006 不安定を楽しむ勇気

ってツイート(ポスト)をさっきしました。


昨日の記事でもちょっと言及したインボイス制度についてのこと。

change.orgというオンライン署名サイトにて、インボイス中止を求める署名が史上最多の50万筆を超えたと。

施行1週間前に迫った今のタイミングで署名を岸田首相に渡したところ、受け取り拒否された、と

いう件でツイッター(X)がざわざわしていました。


僕はめちゃくちゃインボイス制度には反対なので、もちろん署名もしたし、人にも署名を勧めたりしていました。

ダメ元ではあっても、何もしないよりはアクションしたら何か変わるきっかけになるかもしれないという思いでした。


ただ、施行日が10/1で、今日が9/25ですよ。

まぁ、流石にここから覆すのは無理だろとは思っていました。


おそらく、問題なく10/1には施行され、6年の経過措置ののちに2029年に正式に施行。

インボイス制度は当たり前のものになり、インボイスを出せない人は仕事を切られたり、実質収入減になるんでしょう。

インボイスを登録した零細事業主は、なけなしの利益から消費税分を払うことになり、結局今よりもジリ貧になっていくのでしょう。


自助→共助→公助という言葉が前に話題になりましたが、

結局「自分の身は自分で守ってくれよ」っていうことなわけですよね。


ここで、確かに政府に向かって「そんな無責任な!」「のたれ死ねというのか!」

と感情的に叫ぶのは簡単です。


ただ、自分は何もせずに、ただ政府頼りでおんぶに抱っこってのもまた、不安定じゃないですか。

そんな簡単に自分の思い通りにもならないし、自分の1票が劇的な変化をもたらすわけでもないし、変化したとしてもめちゃくちゃ時間がかかる。


結局人間は1人で生まれて1人で死んでいくわけで、

持っている権利(投票したり、社会に声をあげたりとか)は捨てずに行使しつつ、

でも「まあそんな劇的に良い方に変わるわけないよね」とある程度諦観しといて、

「じゃあ自分でどうにかしなきゃな。自立しなきゃな。」

という心持ちがいいんだと思います。


れいわ新撰組の主張する弱者救済的な価値観は僕は好きですが、

だからと言って、山本太郎に全体重を寄りかかるわけにもいかないでしょう。


毎日、怖いけどもリスクを負って、何かいつもと違うことを挑戦してみる。

見たくない人生に向き合って、真剣に生きる。


結局ここに帰着するんだと思います。

10年前に出版されたベストセラー本である「嫌われる勇気」のタイトル通り、

周りに嫌われたとしても、恥ずかしくとも、恐怖すら感じても、勇気を出して「これからどうするか」を考える。

「かわいそうな私」でもなく「悪いあの人」でもなく、他でもない「これからどうするか」という過酷な現実を見る。


そんな、綺麗事にも聞こえるほどの当たり前すぎることこそが、やはり大事なんだろうなと気付かされた出来事でした。

人生にはチート級の近道なんかないし、愚直に1歩ずつ進んでいくしかない。


その事実は、人生を辛いものと捉えるには十分すぎる事実だろうけども、

それでも、昨日よりもちょっと真剣に生きることを続けていくことにこそ、

安定とは無縁の「生きがい」が見つかるのではないかなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?