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昭和は遠くなりにけり #005

回帰現象? デジャヴ?

還暦を数年過ぎた私・・・。
その私が子供だった頃の世の中に、
ここ数年の日々の光景が似ています。
あくまでも私のイメージの話ですが・・。

今からもう半世紀前、
百貨店はデパートと呼ばれ、
大人はもちろん、子供もそれなりに
オメカシして行ったものです。
(年に1~2回程度の話しですが・・)
私の父も、夏場なら半袖カッターに
ネクタイをキリっと。
冬場ならジャケットも羽織って、
いわゆる上下揃いのスーツ姿。
今でも60~70歳代以上の方は、
似た感覚をお持ちではないでしょうか。

基本的な日々の買い物は、
徒歩か自転車で行ける範囲で
済ませていましたよね。
自家用車を持っているのは、 
ご近所さんに数件あるかどうかで、
周りから羨望の視線が集中していました。

原付を乗り回していると、
顔見知りのおまわりさんに、
「おい!まだ免許取ってないだろ!こら~」
「仕事で使うからしょうがないでしょっ!」
「だったら まずは免許取りに行けよ!」
なんて感じの呑気な会話が聞かれたような
時代の話です。
宿泊を伴う旅行なんて、稀でしたよ。
日帰り旅行もどれだけあったかなという程度。

それがいつの頃からかな? 
家族旅行が増えて、海外にもお手軽に?
行けるという人々が増えていきました。
今では、一家に1台どころか、
一人に1台という家も珍しくありません。

その一方で、顕著な2極化の時代ですので、
自動車はおろか免許すら取らない
若者も増えました。
非正規雇用という雇用形態が浸透して、
私の周りにも多くいらっしゃいます。
身分が不安定ですから、ローンを組むのは
難しそうです。
マイホームもさることながら、
賃貸を借りるのもひと苦労です。
その賃貸物件も、年齢によっては
火の不始末や孤独死などを理由に、
入居契約が難しい時代に・・。

世の中には、安いけれども、
それなりの品質のものが多く出回り、
昔はラジオショッピング
その後はテレビショッピング
そしてネットショップ と
お手軽に買い物ができる環境も
時代に合わせて出現してきます。
良く見極めませんと、
買ってはみたものの使えないものや、
使いこなせないものが家の中に
あふれかえります。

今回の感染症は、生活の質の再点検を!
という宇宙からのメッセージが
届けられている気がしました。
学業も生活も仕事も余暇や遊びも 
生き方そのものも、そして日本のあり方も。
大げさかも知れませんが、 
地域社会やまちづくりのあり方は、
全てを見直し、再編していく時期に
来ています。
まさしく、持続可能性を探求していく
時代ですね。
見せかけや建前、ポーズではなく、
小手先の話しでもなく・・・。

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