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~子育てをしながら起業をするという事~

起業をしてみよう!と志した時にすでに私には1歳になったばかりの娘がいました。

そこで、現在、出産や結婚を機に独立や起業を考えられている女性に向けて、少しだけ私がどうやって起業をして、15年継続してきたかなどをお伝えできればと思って、note に書きたいと思います。

起業するなら人生のプライオリティ(優先順位)を付ける

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私にとって、起業とは家庭と仕事のバランスをとる手段だと思ってスタートしたので、基本的に家族を優先するのがベースにありました。

と言っても、保育園に預けないというつもりは毛頭なく、我が家の子供たちは生後1か月~4か月程で保育園ライフをスタートしています。

土日も仕事を絶対に入れないという事はなく、イベントなど、自分だけのスケジュール調整だけで動かす事の出来ない仕事の予定などは年に5回あるか無いかだとしても、時と場合によっては仕事を優先させ、基本的には土日は家族との時間としていたという感じです。

夜の仕事の予定も入れるか?と言われると、土日と同様、家族とその仕事の内容、重要度を見たり、またすぐに仕事に直結しなくても行きたい内容か、自分の気持ちと相談して、家族の予定を見て決めていました。

夜(18時以降の予定)のスケジュールに関しては、すでに既婚されていたり、お子さんがいて起業を考えている人には分かる感覚かもしれませんが、私自身は、基本的には「外出したくない」「家族との時間を過ごしたい」という気持ちが勝ってしまって、コロナ後は夜の予定や交流会に参加する事は全くなくなりましたが、コロナ前でも月に1~2回程度、ビジネス交流会やセミナーで人脈を広げるために夜出ていた程度でした。


これから子育てと起業を両立される方も、自分が何にプライオリティを置きたいのかを考えてから決めると良いと思います。
置かれている状況というのは人によって違うので、私の考えが全ての方に当てはまるという事ではありませんが、少なくとも何かを決める時の指針となるように、今の状況で何を優先させたいか(仕事なのか、家族なのか等)を決める事が大切だと思います。

優先順位に関係しますが、子育て+起業=ライフワークバランスというのは、子供の成長過程においても自分(母親)の中での変化を感じる事も多くあります。

子供の成長でステージが変わる。仕事とのバランス

0歳~3歳まで 「仕事ゆるゆる」時期

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この時期はとにかく子供が元気でいてくれれば、自分の仕事もスムーズに進むというステージです。この時期の子供は保育園に行けば病気をもらってくるので、母親として、預けているのか、病気をもらいに行っているのか訳が分からなくなる時もあります。

子供が病気をすれば、自分のスケジュールを調整して、早退したり、お休みしたり、大変ですが、子供の可愛い時期は数年しかないのです。「ゆるゆる」現状維持を目指しながら、ママは頑張るしかありません。

この時期、仕事のステージをアップさせる方もいらっしゃると思いますが、焦らず、現状維持。周りに昇進していく人達がいるかもしれませんが、自身は決して夢をあきらめる事なく、ある意味ゆったりした気持ちで仕事を進めるのがよさそうです。


この時期は子供の人格形成の時期でも大切な時期なので、愛をたっぷり与えてあげてください。イライラせず、仕事を淡々と進める感じで。

4歳~6歳 「仕事 順調」時期

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年少さん(4歳)になると一気に病気にかかることが減ります。*注:筆者は女の子しか育てた事がないですが、大まか男の子もそうだと思います。

子供も、親から離れて自分と友達のコミュニティを作り始めます。この時期に保育園にお迎えに行くと「もう来ちゃったの?もう少し遊びたかったのに!」と言われる事もあるくらい。

まだまだ送り迎えは大変ですが、少しの残業や土日仕事でママが居なくなってしまっても、なぜ迎えが遅いのか、土曜日なのに居ないのかなど頭で理解できる時期に入るので、今までよりも長く働く事が少しずつ出来るようになってきます。

7歳~ 「仕事 出産前のペースに近く働ける。。。かも」時期

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小学校に上がり、1人で学校に行けるようになります。送り迎えが無くなり、とても楽になりますが、保育園の時と違って、ただ健康なら良いというわけではなく、ママは帰宅したら、夕飯を作りながらも子供の宿題が出来ているか、明日の準備チェック、忘れ物が無いかなどに気を配らなければいけません。

そこが保育園で「仕事 順調期」を過ごした後、少しおっくうに感じるかもしれませんが、慣れれば大丈夫です。

子供たちも9歳、10歳くらいになると、しっかりしてきて、学校側も「宿題を見てあげてください」「忘れ物が無いかチェックしてください」と親対してのお願いが少なくなり、宿題が出来ていなくても、子供に対して直接注意をしてくれるようになります。
そうは言っても、頻繁な忘れ物や宿題忘れは問題なので、親としては、10歳くらいまでには子供が自分で出来るように躾けたいものですけれどね。

*そうは言っても、我が家の3人の子供で約1名、忘れ物の常習犯がいるので、私もしっかり躾け出来ているわけではありません!

子育て時期は二度と戻らない

子供たちが赤ちゃんの時に常に思っていたのは、「仕事のアクセルはいつでも踏める、でも子供たちのこの大切な人格形成時期は、後でもう一度やり直させてくださいと願っても、出来ない」

子供と自分(ママ)の関係性を作るのは、幼少期が非常に大切なので、その時期に揺るぎない絆を作る事を大切にしてきました。絆というのは、私を安心させるものではなく、子供たちが今後成長していくための基盤となり、安定感を与えるものだと思っています。

小学生も高学年になると、子供たちも自分の家族の置かれている環境(富裕層・中流・貧困層など)などよく理解できるようになります。どの環境だから良いとか悪いといったわけではなく、ママが、パパがどうやって仕事をしているのかを見せながら、俗に言う「背中を見せながら」仕事を継続する事が大切なのではないかなと思っています。

ママの仕事への向き合い方も、子供の成長と共に変化していきます。
今とても大変だと感じていても、今後少しずつ楽になるんだ。とか、何が今後大変になるのかな?とか感じてもらえる事が出来れば嬉しいです。

ママが好きな仕事を形にしていて、元気に仕事が出来ていれば、子供たちは背中を見て成長してくれると信じて私も、まだまだ子育て継続中。


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