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直島 地中美術館の歩き方 ~見どころ~

こんにちは、ママ起業・女性起業家のBHです。子供たちも高・中・小学1年生となったので、静寂を求められる美術館にもそろそろ行けるかな。と思い、アートの島、香川県・直島に行ってみました。

直島とは?

ベネッセの前身である「福武書店」の創業者である福武哲彦氏が瀬戸内海に浮かぶ小さな島・直島に子供たちのためのキャンプ場をつくりたいという構想から、現・ベネッセホールディングス名誉顧問である福武總一郎氏が現代美術とすでに持っていた絵のコレクション、そして瀬戸内の美しい景色を融合させた美術館や施設を1990年代からオープンし、今では世界中の人を魅了させる島になっています。
~「直島 瀬戸内アートの楽園」より一部抜粋~

島の人に聞いた地中美術館の見どころも併せてご紹介します。
ちなみに、地中美術館は完全予約制なので、ご興味のある方はこちらから。

「睡蓮の池」クロード・モネのお部屋のみどころ

→大理石の床

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写真:thisismediaより引用

圧巻という言葉しか出てこない。
入館してまず最初に入って見た作品です。
地中美術館というだけに、建物のほとんどは、島の景観を崩さないために、「地中」に埋まっています。だから、光は天井からしか入ってこない。作品を天井からの優しい光が照らします。

そして学芸員の方も説明しないけれど、ぜひ見て欲しいと島民の方に言われたのは、床。
2㎝四方の白い大理石が無数に敷き詰められているのですが、その大理石の角が面取りされていて。島の方に聞くと、その面取りを行ったのが直島の島民の方らしく。

こういった事は学芸員の方にも詳細を聞かないと話してくれないと思うので、実際にこの部屋に足を運んだ時は、圧巻でした。

真っ白の部屋にモネの絵が浮かび、優しい光が差し込み。

そして、大理石の話を先に聞いていたので、無数の大理石で敷き詰められた床を私はナデナデしていました。

地中美術館でのランチ

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サーモンとクリームチーズのベーグルランチ
ベーグルが柔らかくて美味しかった。

地中美術館の近くは森のような感じで、飲食店はありません。という事で、お食事を食べるには、館内で食べるか、全てを見終わって、町(一番栄えているのは宮浦港周辺)にバスか自転車で移動して食べるかの二択です。

私達は美術館で鑑賞中にお腹がすいたので、地中カフェ(館内)で食べる事に。
ベーグルやライスバーガーなどがあります。
とっても美味しかったけれど、女性向けの量なので、男性は3割くらいしかお腹いっぱいにならないと思います(笑)。

いろんな種類のドリンクもそろっている。お洒落。

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地中美術館は3人のアーティストで構成

「地中美術館はそんなに大きくないよ」
とは知り合いから聞いていたけれど、美術館と言えば、いっぱいアート作品が壁に掛けられていて、並んでみるものだと想像していたら、ここでは違いました。

地中美術館は、モネ、タレル、デ・マリアという3人のアーティストの作品+安藤忠雄さんの建造物でシンプルに洗練された形で構成されています。

その全てがアートであり、直島の光や景色を取り入れた作品なのですが、いくつもの絵画を見るために並んで。。。という美術館ではないです。

私は特にOpen Sky というタレルの作品が心に残りました。
作品なので写真を撮る事は出来ませんでしたが、天井が四角く切り取られた部屋に入ると、上を眺める事が出来、刻刻と変わっていく雲と青空を絵として見る。

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写真:吹田市山田美容室ブログより引用

ただそれだけなんだけれども、この洗練された空間で見ると、こんなステキで、幸せに満ちた人生を送れている事に感謝。と素直に思ってしまいました。

島での夕食は早めに

今回、直島に宿泊したのですが、島のお店は早くしまります。多分多くの人がお昼間だけ島を訪れるからだと思うのですが、島のレストランは15時までの営業か、遅くても18時頃には閉まってしまうようでした。

2019年は島民3000人に対して年間120万人の観光客が世界から訪れた島でしたが、2020年はコロナの影響で世界からの観光客が激減。宿泊施設や飲食店を閉めたお店も多いと聞きました。

お店が閉まってしまうと、島に1つしかない宮浦港ちかくにあるセブンイレブンくらいしか、お店はなくなってしまいます。このセブンも21時に閉まるようなので、都会から来て、セブンは24時間営業と思っていたら大間違いです。

日暮れ家族で散歩をしましたが、お昼間とはうって変わって、人はほとんど歩いていません。お店も全て閉まっているので、静かです。

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逆にランチ時間はある程度のお店が営業しているので、事前に行きたい場所を決めておけば、問題ないと思います。

車を島に持っていた方が良い?

直島に車を入れる事は可能です。車を運んでくれるフェリーがあるので、時刻表を事前にチェックして車を入れて、車移動も可能。私達も家族の人数が多いし、荷物も多いので、車を直島に持って行こうか迷いました。

しかし、結局車を持っていきませんでした。理由は
*車を運べるフェリーの数は限られている
*フェリー代 車3230円(片道)高っ! ちなみに大人の船賃は片道300円

結果、「車を持っていかなくてよかった」

というのが結論です。
実際に行ってみて感じたのは、「島の道は狭い」「島民のほとんどは軽自動車での移動」だったので、バンやワゴン車など持っていくと、結構運転が大変。

また、都会程ではないけれども、昼間はそれなりに路線バス(大人100円、子供50円)のバスがあります。
私達はそれで移動していました。


お昼間に観光客の方々がレンタル自転車やオートバイで移動しているのも多く見かけましたよ。ただ、地中美術館から少し下った「李禹煥美術館」や「ベネッセハウス」などのベネッセが所有する地区は一部自転車での通行が禁止されていたので、レンタル自転車をされる方は調べてからいかれると良いと思います。


感想
結果、小さな島アートと自然がいっぱいの島を歩く事が出来て(←ウォーキングも1つの目的でした)、久しぶりの美術館も楽しめました。
小さな美術館なので、子供たちも飽きる事なく、楽しめていました。
アートだから、子供たちの何を今日変えるわけではないと思うけれど、アートに触れる事で感性が少しでも研ぎ澄まされ、「生きている事に感謝!」って思って、人生を楽しんで自分らしく生きてくれる人間になってくれたらなって。

勝手に親は思っています。

そして大事な事は親自身も楽しむ事ですよね。


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