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コンパニオンスパイス

スパイス料理とワイン。スパイス料理と紅茶やお茶など、様々なスパイスを使った料理とお酒やその他の飲み物と合わせてと楽しむのが人気である。



口の中で広がる新しい世界は、その一口の美味しさを広げてくれる。



料理人はお酒に合わせた料理を考えたり、作り上げた料理にあうお酒を探し出す楽しみがあるのだろうとテーブルやお皿の上のプレゼンテーションを見るたびに羨ましく思う。

レストランの中でのペアリングを見ていて、ふと畑の中にも素敵なペアリングがあるのではないだろうかと考えてみた。バジルとトマトはコンパニオンプランツと呼ばれ一緒に植えると良いといわれている。そして実際に二つを使った料理はとても相性が良い。



調べてみると、ベイリーブスはローズマリーやパセリやタイムと、チャイブはニンジンやトマトと、ディルは茄子やパクチー、マジョラムはキウイフルーツ、ミントはオレガノと、オールスパイスはコーヒーと、オレガノはカボチャやブロッコリー、パセリはアスパラガス、ローズマリーはキャベツと、セージはレタスと、タラゴンは茄子、タイムはいちごと、アニスはコリアンダーと、キャラウェイは土を緩めてくれるらしい、フェンネルは他の植物とは離して植えた方が良いのだとか、ガーリックは薔薇やラズベリーと一緒に植えると相性が良いと書いてある。



なかなか面白いではないか。

栽培するのに相性が良いスパイスと野菜を組み合わせて料理を作ってみたり、相性が良いスパイスとハーブを組み合わせてブレンドを作ってみてみたいと夢は広がる。



何年か前に綿花とスパイスは一緒に栽培するとお互いが助け合い、かつ両方収穫できるので植物にとっても人間にとってもとても良いのだと言っている人がいた。確かに西インドより少し内陸に入った地域ではそのように栽培して限りなく自然農法に近い形でやっている人たちがいると聞いたことがある。



綿花とスパイスのペアリングは誰もが嬉しいコンパニオンなのではないだろうか。



インドのどこかで小さな小屋を建てて相性が良い組み合わせのスパイス、ハーブ、野菜と綿花を小さく沢山植えてその時々に取れる幸せな食材たちでペアリング料理を楽しみたいものである。



テーブルの上に用意されたスパイスの効いた料理とお酒が人間を喜ばせるのであれば、土の上に用意された相性の良いスパイスと野菜たちは地球を喜ばせるのではないだろうか。



なんだかワクワクするような体験と試みが環境にとっても良いことだったりすると心地が良い。



心地が良いと食材も料理ももっと美味しくなるのではないだろうか。

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