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開智望中等教育学校のボードゲーム部を見学しに行きました!

開智望中等教育学校、読み方は「かいちのぞみ」で合ってると思う…(間違っていたらごめんなさい!!)。

この学校にはなんとボードゲーム部があるんです!

つくば市内だけでもボードゲームクラブがある小学校はいくつかありますが、いずれも囲碁将棋をするクラブのようです。

この情報は2年前のものなので、現在では変わっているかもしれませんが。

囲碁将棋ではなく、ボードゲームショップに置いてあるようなもっとマイナーなボードゲームを使って活動しているボードゲーム部は茨城県内だとレアです。

そんな中、つくばみらい市にある開智望中等教育学校にはそういうボードゲーム部があるという情報をゲット!
活動の様子がとても気になったので、ダメ元で連絡してみたら、なんと見学させていただけることに(^o^)

顧問の下村先生には学校内で見学の許可の確認をとってくださったり、日程調整をしてくださったりと、お世話になりました!ありがとうございます😄

部活動の様子

ボードゲーム部の目的は次の4つとのこと。

  1. 楽しむ

  2. 強くなる

  3. 作る

  4. 広める

生徒の自主性を重んじており、生徒が興味ある方面について学校や下村先生がサポートする形です。部の生徒たちの多くは今は「楽しむ」に興味があり、ボードゲームをプレイすることに多くの時間を割いています。

ボードゲームは部費で買ったものと下村先生の個人所有のものがあり、活動場所近くの空き教室の棚に並んでいました。数は正確には数えていませんが、20近くはあったかと思います。

僕が見学に行ったときは新しいゲームで遊ぼうとしていたところでした。このゲーム、実は部長さんがFLYERで買ってくれたゲームで、みんなで遊ぶために学校に持ってきてました!まだルールを完全に読みきってはいないようだったので僕がルール説明をして、みんなに遊んでもらいました。

自分の部活動時代を思い出してみると、先輩後輩はいたものの、雑談するような打ち解けた関係ではなく、ほとんどタメとしか関わっていませんでした。それもあって、6年生から10年生までが和気あいあいとした雰囲気で遊んでいるボードゲーム部の生徒たちの姿は新鮮でした。卓を囲めば自然に親交が深まるというボードゲームの性質もあってか、生徒同士が学年の差を感じさせないフラットな関わりをしていて、先輩後輩の理想的な形が見えた気がしました。

部長さんは「強くなる」と「作る」の方でも積極的に活動しており、カルカソンヌの大会出場に向けて下村先生とサシ勝負をして研究したり、琴をテーマにしたオリジナルボードゲームの構想を練っていたりしました。現在11年生になるある生徒は2022年にオリジナルボードゲームの制作のためにクラファンを立ち上げ、182,000円の資金調達に成功していました!

また、守谷のボードゲーム会と共同して、ウイングスパンの大会を開催するみたいです。数年前に家族でFLYERに来てウイングスパン好きの常連さんと相席して遊んで、その常連さんをボコボコにして帰るという伝説的なエピソードがありまして、現在小6になるその子がなんとボードゲーム部に入っているんですよね!部内でも無双しているようですが、はたして大会でその子に勝てる人がいるのだろうか…?🤔

話すのに夢中になってしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました💦
いずれまた見学かインタビューかでお邪魔すると思うので、その時はしっかり記録を残します👍


FLYERとボードゲーム部の今後の関わりについて

FLYERの強みはこんな感じです。

  • ルール説明ができる

  • ボードゲームをたくさん所有している

  • ボードゲームをプレイする専用の場を持っている

  • 多少の発信力がある

この強みを活かして、ボードゲーム部の活動をサポートしたり、共同でなにかをしてみたりと、何らかの形で今後も関わっていきたいなと思いました!

ぶっちゃけ、ボードゲーム業界は今落ち目になってきているように思います。ここ数年はボードゲームの制作興隆期であらゆるアイディアが盛り込まれたボードゲームが販売されまくりましたが、そろそろネタ切れ感の雰囲気が出てきて、メーカーもビッグボックス商法やらリニューアル版商法に乗り出し始めてきました。この策は、既存顧客の満足度向上には繋がるかもしれませんが、新規層獲得には至らないのではないでしょうか。

ボードゲーム業界が発展するためには新規層を流入させるのは必須です。じゃあどうすべきなのか。

ボードゲームが溢れているのなら、ボードゲームに別の価値を付与させれば、宝の山になりますよね。つまり、「遊んで楽しい」というのが今のボードゲームの価値ですが、「遊ぶことでこんな社会的メリットがある」という価値も見いだせれば、別の業界から注目されて新規の需要が増えますよね。「認知症の予防にいい」という価値がつけば老人ホームからの需要が増え、「知育にいい」という価値がつけば幼稚園からの需要が増えます。

僕は、ボードゲームの教育的な価値に興味があります。「子供が遊ぶことで非認知能力が高まる」とか「家族で遊ぶことで関係が良好になる」といった話は好物です。ボードゲーム部があるということは学校がボードゲームの教育的な価値を認めているのではないかと思い、その活動に興味を持ったので見学させていただきました。しかも、下村先生は授業でもボードゲームを取り入れており、教育現場でのボードゲーム活用を体現していらっしゃるので、今回見学を通して繋がりを作れたのはいい機会でした。

FLYERはボードゲーム部の活動を応援し、できる範囲で協力やサポートをしていきたいなと思いました!

今後ともよろしくお願いいたします🙇

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