⭐1 カラーフラッシュ

手札のカードを最も早く全部同じ色にした人が勝ち。

カードは両面に色がついてるだけのシンプルな構造。両面は同じ色の場合もあるし異なる色の場合もある。手札の自分から見える面の色を全部同じにすることを目指す。手番では以下の3つのアクションを好きな順番で実行する。

  1. 他の人の手札からカードを引く or 山札からカードを引く

  2. 他の人にカードを渡す or 山札の上にカードを置く

  3. 手札のカードをひっくり返す。

自分が見えている色は常に一定にしなければいけない。例えば、Aさんが赤/青のカードを、赤の面はAさんが見えるように持っていて、青の面は他のプレイヤーが見えるように持っているとする。Aさんのこのカードを引くとき、青の面を自分が見えるように手札に加える必要がある。

おそらくこのゲームの最善手はこうなる。
●カードを引くアクション
集めている色のカードが山札の上にあるならそれを引き、なければその色を持つ他のプレイヤーの手札から引く。
●カードを渡すアクション
自分が集めている以外の色を渡す。山札の上からカードを引いた場合は、手札の枚数が少ないプレイヤーに、他のプレイヤーの手札から引いた場合はそのプレイヤーに、渡す。
●ひっくり返すアクション
自分が集めている以外の色をひっくり返す。

だから基本的には自分のターンでは、欲しい色を1枚ゲットして、いらない色を1枚捨てることになる。てことは単純な話、最初に配られる初期手札に同じ色がたくさんある人が勝つし、同じ色の枚数が同数であれば手番が早い人が勝つ。つまり、カードを配られた段階で勝者がほぼ決まる。カードをひっくり返してそれが運よく自分の集めている色だった場合はより早く同じ色になるが、それも確率が低い。

さらに、手札が少ないほうが同じ色に揃えやすい。だから、自分は手札を少なくしたいし、手札が少ないプレイヤーがいたらその人にカードを渡したい。みんなそんなことは分かっているんだが、全員そんなことをしてたら泥沼化してぐだる。だからプレイヤーの何人かは全体のカード枚数を減らすために‘‘気を遣って‘‘あえて山札にカードを置くようにしていた。

勝負をする前から勝者がある程度予測できてしまうシステムも、気を遣って最善手を避ける選択をプレイヤーにさせてしまうシステムも欠陥品だと思う。

FLYERでの評価
「じゃんけんのほうが面白い」

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