結婚相談所で出会った悲しきチー牛


初めての投稿で書いたとおり、私は去年3ヶ月だけ結婚相談所で婚活をしていた。
退会するきっかけとなった、悲しく恐ろしい体験談を話す。

改めて失礼を承知で申し上げると、結婚相談所は本当に見た目を求めてはいけない。入会直後に気付かされたが、とある人のプロフィール写真が目に入った。

「え、なんか爽やかだし、身長も高いし同い年だし、学歴もいい!全然チー牛じゃない!」
そう思って申し込みOKしたのだが彼のマインドがとんでもなくチー牛だったのである。
彼の名前を太郎くん(仮称)とする。

初アポの日、太郎くんとは昼過ぎの品川駅近くのルノアールで待ち合わせをした。
カフェ行きましょう でルノアールをチョイスしてきた時点で怪しむべきだったかもしれない笑

太郎くんは先に店に着いていて、着きましたと連絡をしたら店の入り口まで迎えにきてくれた。
えぇー、いいじゃん、紳士じゃん!
見た目も、プロフィール通り爽やかな感じで背が180くらいあって本当に第一印象はとてもよかった。

席に着く。
街中で見かけるちょっとぎこちない男女のように、何にする〜?とメニューを決め、2人ともコーヒーとミルクレープを注文。
話初めて気づいた、太郎くんめっちゃ緊張してるな…。
顔面麻痺みたいに口元がガクガク震えてた笑
ここで、あ、女性と話し慣れてないんだなーと気づく。
でも私は基本的に誰とでも喋れる性格なのであっという間に2時間くらい滞在して、とくに楽しいとか楽しくないとかも思わなかったが、マイナスな印象はなく次は夜に飲みに行こうと話をして解散した。

次回のお店もLINEでスムーズに決まったものの、L返信ペースがどうも合わないようで、何となく違和感は感じ始めてた。太郎くんは秒速で返事してくるけど私は3時間〜1日おき。
まぁでも仕方ないかーと思いつつちょっとした雑談も続けながら2回目のアポの2日前、恐怖のラインが。
「〇〇(私)さん、先に言わないと気が済まないから言わせてほしい。ルノアールで初めて会った時から貴女のことがとても好きです。〇〇さんの話を聞くのも好きでミルクレープを取る手が度々止まっていました。金曜日が今からとても楽しみ。」

えっwwwwwwwwwww
どどどどうゆうことですか??????
いやこれ、この文だけ読んだら可愛いやんって思う人もいるかもしれないんだけど、1回しか会ってなくてしかも当たり障りのない会話しかしてなくて、会った後もそんな楽しい会話のLINEしてないぜ??????え、あなたのことがとても好きです????しかもなんか詩的だし。
…こわっ。

この時点で鬼萎え。
もう無しだなって思ったから試しに
今まで彼女がいたりとか何か恋愛経験とかないの?
と聞いてみた。
そしたら、画面いっぱい埋まるくらいの長文がきて、男子校だったからどうのこうの…って。あと私と会う前に他の人と仮交際してたみたいなんだけど、今後のキャリアの観点からお別れしたとのこと。
あぁ…。悲しいね…。
多分、キャリアの観点っていうのは取ってつけた理由なんだと思う。
結局この人、男子校だのキャリアだの、彼女がいなかったことを環境のせいにしてて自分に悪いところがあるとか何も考えてないんだなって思った。

これを聞いて私は「ごめん、勢いありすぎてちょっと怖い笑」って言ってみたのよ
そしたら、「好きになるスピードは男女で違うらしいからね」とか言ってきたから、「いや男女の違いとかでは無いと思う」 って言ったら
誰かが書いたネットの記事URL送ってきて、ほら!男は好きになるスピードが早いんよ!
って言ってきた…怖すぎる笑
なんか、ただほんとにいい出会いがなくコミュニケーションが苦手なだけなら付き合っていくうちに矯正されていくのかなってちょっと思ったりもしたけど、頑固で自分を顧みないだけの、ただ男として魅力のない人だなと判断し、2回目のアポはキャンセルしました。

キャンセルの時の流れもまぁ怖くて、
私「もう会うのはやめて、お互いいい人を見つけましょう」
チー太郎「え、飲みじゃなくてもいいから大戸屋で食事でもどう??」
私「さすがにこの流れで今後会うのは無理じゃない?」
チー太郎「そんな…僕はあなたと話して楽しかったし、惚れてしまってた。あなた以外にいい人なんていないです」
私「怖い…。」
チー太郎「そっか、そうなっちゃうのか、ごめんなさい」
私「(スタンプ)」
チー太郎「悲しいけど、男女で価値観の違いがあるってことは認識できました!ありがとう!」

ここでラインは終了した。
ごめんなさいで終わっとけばよかったのに最後の一言でこいつ救いようがねーなと思いましたとさ。

私もブーメランなのかもしれないけど、とにかく恋人を作りたいなら、環境のせいにするのではなく自分の日々の言動を振り返ったり見た目の自分磨きをしたりすることが一番の近道だと思ったお話でした✌️

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