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失われた読書の時間

リモートワークが普通になることにより、通勤がなくなりました。
これによって一緒に失われたものの一つとして、読書の時間があります。

通勤時間は大切な読書タイムだった

リモートワークに関する巷のアンケートを見ると「通勤が無くなって嬉しい」が上位に挙がります。
しかし、通勤は仕事とプライベートの切り替え時間であったり、ボーッとマンガを見る時間だったり、そして本を読む時間でした。

私は、家で本を読む時間は寝る前のみとなり、時間をかけて本を読む機会の多くを失いました。
技術書や技術雑誌を読むことがスキル向上のひとつの柱となっていたので、実は通勤時間が無くなったことは、大きな損失とも言えました

失われなかった行動

実は失われた通勤時間にやっていたことで、今でもやっていることがあります。
SNSやマンガです
要は、頭を使わずに与えられるもの、何となくスマホを手に取って見られるものには時間を割いているのです。

「スマホ脳」的にいうと、SNS(やマンガも?)は脳に報酬が与えられているから中毒のように見ているのだと思います。
技術書は、受動的な脳への報酬が少ないので、見る行動を起こすには別な報酬を考える必要があると思います。

別な報酬

では、技術書を読むことを促す別な報酬や欲求の実現は何があるか?

短期的なもの(読んだときにすぐもらえる報酬)
 ・なるほど体験(知的好奇心の満足)
 ・アハ体験

中期的なもの(後でもらえる報酬)
 ・自己実現の実現
 ・自己超越の実現

下世話なもの
 ・読んだ数が増えてうれしい(コレクションが増えてうれしい)
 ・読むことで分かった気がしてうれしい

いずれも経験的に中毒性をもって読書行動に至らせるには、ドーパミンの分泌量が少ないのであろう……

失われた読書の時間を取り戻す

具体的にできることを挙げてみます。

  • 読み始める
    やる気を呼び起こす一番の方法は「やり始める」ことなので、1日数ページ読むことを始めるしかない。

  • 読書会を開く
    リモートワーク中心となった人達を募って輪読会を催す。
    個人の読書の時間と趣旨が異なってきますが。
    全員が理解するまで先に進まない、ハンズオンを交えて進めるなど、一人で読む場合とは別な世界が広がります。

  • 資格系の本を読む
    資格取得を前提とした勉強をすることになります。
    受験日=期限があるので、別なモチベーションが発動して、時間を読書に充てるようになります。

他にあったら教えてください……


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