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圧勝を求めて

DAZNへのダウンロード機能実装が待たれる今日この頃です。
みなさんごきげんいかがでしょうか。
だんだん迫り来る視聴期限と戦わざるを得ないぐらいには筆が進んでいなかったようで。というか文字起こししてる間に過ぎました。まあぼちぼちやっていきましょう。

本日は明治安田生命J1リーグ第21節、湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスであります。

湘南ベルマーレ0-1横浜F・マリノス 得点:ウーゴ・ヴィエイラ

上記図は両チームの基本布陣を示しております。図はGoogle大先生よりお借りしております。まあ図くらい作れよって話ではあるんですけどめんどくさいので。
ということで例のごとくフレームワークに沿って振り返ることとしましょう。

【守備】
Ⅰ プレッシング
超攻撃的プレスを敢行。相手GKにボールが下げられたときに、そこまでプレスへ行きますよ、というプレスのかけ方。
ただ、その一方でDFラインが低く、全体として間延びをしてしまう傾向にあったために、効果的なプレスのかけ方には程遠くなる状況に。ボールが相手に入った瞬間にそこで捕まえられるのが理想なのだが、我が軍はボールが入ってからチェックに行くという状況になっており、後手後手に回ってしまったということですね。

Ⅱ 組織的守備
誰も行かずに下がってしまうというのが一番の問題点。相手にボールを持たれている時にラインを下げることは構いません。しかし、ボール保持者がノンプレッシャーの状態が散見される現状は放置してはいけないところです。

今日の扇原
65分に自らのミスをカバーする場面があったが、良い場面であった。そもそもミスするな、減らせというのは置いといてもこのような責任感が出てきたのはアンカーポジションのプレイヤーとしては間違いなく良いことである。
アンカーとしての扇原を考える際に、良い点は自分のポジションをあまり動かさないことである。ボールを求めてサイドに寄るという場面は少ない。
また貴重な長身のボランチとしても存在価値は高い。ゴールキックなどの競り合いの際にかなり有効であるのは間違いない。

上がらないDFライン
上がらないのか、もしくは上がれないのか。どちらにせよこのままではいまの戦術と乖離していることになる。飯倉に広範囲をカバーさせ、腹を括ってハイラインで相手のプレーエリアを制限して行くことが求められる。

今日のプリンス。
康太の良いところは前に出てボールを奪えるところである。今日もこの特徴を発揮して、ボール奪取を成功させていた。さらに奪ったところから自らが起点となってパスの供給ができるプレイヤーであるのも大きい。もっと出場機会のあっていいと思うのだが。一方で守備において読みに頼ってしまう点もあり、ここはなんとか修正をしていきたいところである。


漢ドゥレのカウンター潰しは毎回見事である。相手にいい形を作らせない、遅らせる、ファウルをして上手く止める。良いCBであると言っていい。後ろからの組み立てへの貢献もあり、個人的に好きな選手である。88分康太軽かったかな

【ポジティブトランジション】
なぜか記載がなかった。ということは良い形で奪えることが少なかったのであろう。前からプレスに行っても、後追いになるので、仕方のないことかもしれない。ちなみにショートカウンターを仕掛けるときは中央と両ハーフスペースの利用で攻撃を完結させる。
ロング/ミドルの距離では自分たちのポゼッションを確立し、相手陣内へ攻め入るというプレー選択が主であった。

【攻撃】
Ⅰ ビルドアップ
2-3の5枚でビルドアップを実施。ここに飯倉が加わったり、加わらなかったりである。
この試合はアラバロールが採用され、両SBはアンカーの扇原と同じ列でポジションを取っていた。
喜田の間受けはインサイドハーフだと有効。前へのパスコースができる。と言うかアンカーの位置では受けられてもパスを届けられないため、インサイドハーフでの起用に限られるのかもしれない。

FWにボールをつけた後に近くにいるプレイヤーに落としてといういわゆるレイオフが無いのが気になるところである。つまりサポートがないということを意味しているのだが、レイオフを組み込めば、前を向いてプレーする選手を作り出せるのだから、もっと楽にプレーできるはず。3人目の動きなど連動性が無いと言えちゃうのかな。

Ⅱ ポジショナルな攻撃
レーンを使いながら攻撃できているのではないかと感じる。
ハーフスペースで受ける動きも増えているように感じる。(当社比)
特に仲川のハーフスペースでもらう意識が良い。 
この試合ではふんわりクロスを減らし、低いクロスを徹底していた。うちにはジョーやパトリックがいないのだからこうあるべきである。
もっと言えば、サイドから侵入し、マイナスの折り返しはチームとして再現性を持って狙っているのだろうと予想がつく。ただマイナスの位置に飛び込んでくる選手がいないのだ。。。
湘南は数的同数プレス、いわゆる超攻撃的プレスを仕掛けてくるので、剥がせれば53分の場面のような決定機を生み出せる。

とりあえずは間で受けるのができてないわけじゃない。特にビルドアップ段階においては。
何回でも言うけど、喜田さんは受ける位置は良いし、インナーラップをしてハーフスペースへ飛び込めるのだけれど、そのあとのパス精度がいただけない。要改善。
ウーゴさんにパスを出させたかったらとにかく追い越したり、ワンタッチで落とせる場所にいるべきなのであろう。
山中のパスの弱さは気になるところ。

得点シーンで言えば、裏へのフリーランニングは高いラインの攻略方法としてはグッド。扇原のスペシャリティがあるからこそ生きる。きっちり中で待ち構える俺たちのウーゴヴィエイラさんもナイスでした。

【ネガティブトランジション】
悪くはない。切り替えで一息つくような場面は無くなってきている。
12分のオフサイドになってしまったシーンではいい切り替えからの攻撃ができている。57分にも簡単に前に進ませないプレーがあり、グッドな場面。
67分はトランジションで置いてかれるマリノスさん。よろしく無い。

少し撤退が早いかなと思う場面があるので、もっと前で制限をかけてボール奪取につなげる場面を増やしたい。そのために適切な位置を取り続けることが肝要となる。
ちなみ大切なことなのでもう一度言うけど、山田康太のプレーは下がらず、前に距離を詰めて奪えているのでとても良いと思う。贔屓目がすごいとかは気にしないことだ。

【セットプレー】
被CKはエリア6人でゾーンプラスマンツーで守っていましたね。
ファーを狙われていた印象で、実際失点しかけた場面もある。
CK守備見てるとキーパーの上背は大事だなと思えてくる。まあ諸要素とトレードオフですね。

【その他雑感】
戦ってるイメージはある。デュエルで完全に負けている場面は無かったのでは無いか。インテンシティは高めでできていたが、相手が前からこちらのビルドアップ隊に合わせてプレスしてきたときにどう交わすのか。ここが課題になってくると思われる。

1−0でも勝ちは勝ち。ここは相手サポの某大臣を見習って、自分たちの目指すサッカーとは程遠い内容で勝ったとしても、今日も圧勝と叫びながら筆を置くこととする。

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