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獣医師としての未来にモヤモヤしていた僕が、「獣医師免許は鎖ではない、翼だ」という言葉に出会って変わった話【BV LABO体験談vol.1】

大学生にとって、「将来なりたい姿・やりたいことがわからない」というのはいつも悩みの種。
ましてや獣医学生であれば、高校生の頃やそれ以前からの「動物が好き」「動物を助けたい」という純粋な思いと、大学に入ってから見えてくる様々な現実との狭間で葛藤するまま、自分1人では納得できる答えが出せない学生も多いのではないでしょうか。

"鎖"で縛られていた僕に"翼"を与えてくれた場所

Beyond VET LABOのプログラムに1期生として参加した髙橋唯人さん(鳥取大学3年)もそのひとりでした。
特に鳥取大学という立地上、他の獣医大学との交流も少ない中で色々自分なりに悩んでいたことがあったそうです。

獣医学の門戸を叩き学びゆく中で、獣医学科に進学する前には見えなかった獣医師の辛い側面(低い給料、一生勉強、大量の暗記)が見えてきました。
自分が苦手な暗記を繰り返していく中で、学部を変えたいと何度も悩んだこともあります。
しかし、自分は進学するときに"奨学金という鎖"で縛られているため、後から学部を変えてやり直すのは難しい境遇にありました。その悩める最中に見かけた「獣医師免許は鎖ではない翼だ」というBeyond VETのキャッチコピーが自分の中のモヤモヤを晴らすきっかけになるのではないかと感じ、LABOのプログラムに応募することを決めました。

Beyond VET LABOは、自己分析と対話を通じて一人一人のなりたい将来像を見つけ、大学では教えてくれない社会人基礎スキルや多様な知識を身につけ、「自分らしく活躍できる獣医師」になるための、Beyond VETが運営する連続プログラムです。

6ヶ月間で10回のメインセッション、興味関心に合わせて参加できる分科会、コミュニティ活動を通じて、自分を知り、目指すべき将来像を描き、そのために必要な知識・スキル・人脈を身につけていくことができます。北海道から九州まで全国のメンバーが参加するため、普段のイベントはオンラインで、年2回ほどオフラインでの合宿も行っています。

合宿で仲間たちとワークショップを楽しむ髙橋さん

プログラムでは大きな軸として「自分はどんな獣医師として生きていきたいか」を深く考えていきますが、それ以外にも大学では教えてくれない、社会人として生きていく上で必要な知識やスキルを学ぶ機会も多々あります。

Beyond VET LABOのプログラムでは、応募前に想像していた以上に多くの経験を積むことができました。特に、最終発表会のプレゼンテーションのためにたくさんフィードバックをもらいながら練習し続けた経験は、これからの人生でも一生活き続けるだろうと確信しています。
自分はこれまで計画的に物事を進めるタイプで、臨機応変に対応することが苦手な人間でした。しかし、大勢の前で話すという苦手な課題に向き合うため、計画的な準備を重ねることで最終的に満足できるプレゼンができました。つまり、自分の得意な計画性を活かして苦手を克服するかけがえのない成功経験を得ることができました。

最終発表会ではプレゼンのトップバッターを堂々と務めました

6ヶ月のプログラムの最後には、LABO生全員がプレゼンテーションを行う最終発表会があります。半年間の学びとそこから発見した自分が今後やっていきたいことや、将来ありたい姿を熱い言葉に乗せ、7分で語ります。学生を応援したい社会人も観覧に訪れるので、プレゼン後には交流会が設けられ、LABO生の可能性を広げる新しい繋がりを生み出します。

最終発表会で髙橋さんはプレゼンのトップバッターを務めました。

他の学生は「将来こんなことをやりたい」というプレゼンが多い中、自分のプレゼンテーションは「こんなサービスを作りたい」という少しオリジナリティのある発表にしました。内容としては「夢のアシ」という夢を叶える人のアシストをするというサービスをプレゼンしました。
プレゼンを経て「自分の得意なことを活かして、他人の夢を叶えるサポートをしたい」という思いがあることに気がつきました。そのため、最終発表会を終えて1期生としてプログラムを卒業しましたが、今度は2期生の運営側としてこのBeyond VETを続け、もっともっと自分の深掘りもしていきたいと考えています。

「自分の得意なことを活かして、他人の夢を叶えるサポートをしたい」という思いから今度は運営としても学び続けることを決心した髙橋さん。

2023年12月に1期生としてのプログラムを終了してから現在(2024年4月)までにも早速成長を実感したことがあったようです。

大学のプログラムでウガンダに行く機会があったのですが、そこで現地の方に向けてプレゼンテーションをする機会がありました。
現地の動物園の安全性の対策について提案したのですが、プレゼンが英語だったにもかかわらず自信を持って発表することができ、Beyond VET LABOで一生懸命プレゼンに向き合った結果、ちゃんとプレゼンのスキルも身についていたんだなと実感しました。

合宿にて、みんなの前で学びをシェアする髙橋さん

参加前に想像していた以上に様々な成長を得ることができた髙橋さん。
その経験から、ぜひ他の獣医学生にもBeyond VET LABOのプログラムにしてもらいたいと考えています。

やはり「環境が人を作る」と思います。
自分で環境を整えるのが大変だったら、誰かが作ってくれた自分にとって都合のいい環境を利用しない手はない!
ぜひそんな環境に飛び込んでみてください。

Beyond VET LABOは、髙橋さんのように地方の大学でなかなか自分を変えるキッカケが少ない獣医学生にこそ、ぜひ知ってもらいたいプログラムです。


Beyond VET LABOは現在第2期を募集しています!

【応募締切】2023年4月26日(金)23:59まで

応募プロセスには200字前後の作文と面談がございます。
余裕を持ってお早めにご応募ください。

応募に関する詳細情報(募集要項)はBeyond VET公式LINEからご確認いただけます。
※募集要項以外にも獣医学生向けの情報が時々流れるので、この機会に友達追加お願いします!

今年は様々な企業様からサポーターとしてご支援をいただき、運営や合宿にかかる費用の補助、地方の獣医学生が東京の合宿に参加するときの交通費補助があります。
鳥取大学から参加していた髙橋さんのような学生にも、ぜひご応募いただきたいです。


【4月19日(金)19:30~】オンラインイベントを開催します

【開催日時】4月19日(金)19:30~22:00
【開催場所】Zoom(オンライン)
【参加費】無料

◯第1部 パネルディスカッション(19:30~)
・テーマ:臨床獣医師だけじゃない!獣医師免許を生かした“自分らしい“働き方
・ゲスト:tokcoさん(獣医師・メディカルイラストレーター/株式会社レーマン)
獣医学科を卒業した上でイラストレーションの学校にも通い、医学的な知識を持った上で論文や手術説明、教育素材などのイラストや3DCGを作成する「メディカルイラストレーター」として活躍されているtokcoさんに「獣医師免許を生かした“自分らしい“働き方」についてお伺いします。

顔出しなしOK👌
耳だけ参加OK👌
途中参加OK👌

◯第2部 学生座談会(20:55~)
・テーマ:上級生に聞く、「やりたいことの見つけ方」
地域の垣根を越えて、全国の獣医学生と繋がり、おしゃべりできる座談会です!
自分が進みたい方向性を見つけ、病院実習・海外実習など色々行動に起こし始めている先輩が集まってくれます。実習や就活を本格的に考え始める前に、高学年になるまでにやっておいた方がいいこと、考えておいた方がいいこと、気軽に聞ける獣医学生同士で話してみよう!

こちらのイベントの参加登録も公式LINEから!


皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

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