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【卒業生の今】 教育を学ぶ大学生 Y.O.さん〜子どもたちの空間づくりを目指して〜

こんにちは!インターン生の菅野です。

より多くの皆さんに私たちビヨンドトゥモローのことを知ってもらい、理解していただくために、noteではビヨンドトゥモローに関わる様々な人のインタビュー記事を投稿しています!

さて、今回はスカラー(大学生向けプログラム)として2021年度のビヨンドトゥモローの活動に参加した、Y.O.さんにインタビュー!

Oさんは、2021年度のスカラーシップ・プログラムの参加を経て2022年度からインターンとして活動しています。


1. プロフィール

Y.O.さん(20)
東京都出身。
現在大学3年生で都内の大学で教育学を中心に勉強している。

2. はじめに

まず、ビヨンドトゥモローの卒業生であるOさんの現在の学生生活についてお聞きしたいと思います!

ー大学ではどんなことを学んでいますか?

現在は、教育学部に所属していて、小学校の教員を目指す初等教育の養成課程で学んでいます。大学では将来教員になるための実践的な学びを深める機会が非常に多いです。

例えば、授業で教える立場として、生徒にどんなことを教えていくのかや、授業の目的や目標、発問の仕方や評価方法を考えたり、学習指導要領に沿って授業の指導案を作ってみたりなど、"授業の作り方"を勉強しています。

ー教育学部に進学しようと思ったきっかけを教えてください!

教育学部への進学を考え始めたのは、高校1年生の時。

受験を終えて高校入学後の早い段階から、将来行きたい大学や就きたい職業について考える機会がありました。

その時は、まだ「この職業に就きたい!」と将来の夢がハッキリとしていたわけではありませんでした。

ただ、自分の将来に向かって何か目指したい軸や目標があったほうが、より前に進めるのではないか考えていた時に、「学校の先生」が一番最初に思い浮かびました。

これまでの学校生活でお世話になった先生たちがとても良い先生方でしたし、授業で生徒に教えることも楽しそうだなと感じたり、弟や妹に勉強を教えたりすることも多かったので、次第に学校の先生を目指してみたいと思うようになりました。

大学入学後は、サークル活動で子どもたちと関わったり、地域の子ども会で行われたキャンプやスケート体験などのイベントの引率ボランティアをしたり、これから教育実習でお世話になる小学校の見学などもしました。

そういった機会を通して、改めて「子どもと関わるのが好きだな」と感じたり、子どもたちの持つ力や可能性などに気付かされたり・・・。

子どもたちとの関わり方は、「学生」、そして「先生」という立場によっても異なってくると思いますが、さらに子どもと関わることのできる仕事に携わりたいと感じるようになり、今は「学校の先生になりたい!」と強く思っています。

3.ビヨンドトゥモローの活動を通して


続いて、ビヨンドトゥモローでの活動や経験についてお話を聞かせてください!

ースカラーとして活動する中でどんな気づきがありましたか?

▶︎スカラーシップ・プログラムに応募するまで

ビヨンドトゥモローでの1年間の活動はもちろんですが、選考の段階から「自分の人生と向き合う時間」だったなと感じます。

2021年度のスカラーシップ・プログラムの書類選考では課題作文があったのですが、「人生の中で最も苦しかった経験・逆境」などについて言語化する設問がありました。

受験生という余裕がない時期とも重なり、自分の人生で苦しかった経験と向き合うことは、当時とても辛いなと感じていました。

大学受験が控えていた時期に面接があり、面接に向けてお母さんと沢山話し合ったり、時には喧嘩をしたりして、応募自体をやめたいと感じることもありました。

その当時は苦しいと感じることもありましたが、もし選考が通らず奨学金の受給やプログラムの参加ができなかったとしても、自分自身と向き合えるチャンスをもらうことができた課題作文だったなと感じています。

そして最終的にスカラーシップ・プログラムの最終選考に合格!
スカラーシップ・プログラムへの参加が決まった時は、「ビヨンドトゥモローでの活動を絶対に頑張ろう!」という強い気持ちが芽生えました。

▶︎スカラーとしての実際に活動してみて

2021年度は、新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインプログラムが中心でしたが、対面プログラムなどにも参加して、ビヨンドトゥモローだからこそ感じる「非日常感」がとても刺激的でした!

活動の中で特に印象に残っているのは、初めての対面プログラムで行った「体験共有」の時間です。

※体験共有…参加学生同士が自身の経験やバックグランドについて話し合ったり、その時に感じたことを伝え合ったりする時間。

直接対面で会う機会がほとんどなかったメンバー同士が集まり、自分のバックグラウンドを話すことが初めてだったので、とても衝撃を受けて心を揺さぶられる瞬間でした。

体験共有を通して、過去を振り返って終わりなのではなく、みんなが前に進んでいてその先の自分を思い描いているのだということに気がつき、感動したのを今でも覚えています。

4. インターンについて

スカラーとして1年間の活動を終えて、インターンとしてビヨンドトゥモローの運営に携わることを決めたOさん。どんなきっかけや背景があったのでしょうか。

ーインターンに挑戦しようと決めた理由を教えてください!

スカラーとして活動した1年間がとても刺激的で「ビヨンドトゥモローという居場所が好きだな」、「自分に合っているな」と感じていました。

実際にインターンシップが募集された要項の中に、インターンの業務として「プログラムの企画」が挙げられていて、将来の夢である教員のお仕事に通じるなと感じていました。

ビヨンドトゥモローでは、プログラムの企画・運営を通じて場づくりを行いますが、教員という立場も授業の指導案作成など、授業という空間づくりをすると思うので、インターンとして活動することで大きく成長できるのではないかと思いました。

ービヨンドトゥモローでの活動が実際に「今」に活きているところはどんな点だと思いますか?

ビヨンドトゥモローの活動を通して、「人」に焦点を当てるという視点を特に培うことができたと感じています。

参加学生1人1人に個性があり、それぞれが持つ色に目を向けられるようになりました。

こういった視点を活かして、将来教員になって授業やクラスを受け持った生徒を自分の目でしっかり見ていきたいなと感じています!

5. 高校生へのメッセージ

ー最後に、この記事を見てくれた高校生へのメッセージをお願いします!

高校時代は、日常生活、進路などに悩む時期でもあり、失敗も沢山あると思います。

僕自身も高校時代水泳部に所属していましたが、良い記録が出ない時期があったり、時には友達と喧嘩をして気まずいなと感じたりすることもありました。

でも、その失敗があって良かったなと思えるかは自分次第だと感じています。

だからこそ、失敗をプラスに変換すること、そしてその人自身が失敗した後にどう巻き返せるかを考えられることが大事だと思います。

失敗したとしても次にどう踏み出すかを大切にしてほしいです!

※この記事ではビヨンドトゥモローが提供する年間プログラムを修了した学生を卒業生とし、彼らの活動展開をお伝えしています。

<ビヨンドトゥモローについては以下より詳細をご覧いただけます>























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