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工場だってMOTTAINAI! リボーンプロジェクト葉倉さんの応援レポート

社会課題の解決に挑む人々を、みんなで全力応援するBeyondミーティング。

第44回に登壇いただいた社会起業家、葉倉 峰雄さんの『リボーンプロジェクト』と、Beyondミーティング当日の化学反応についてご紹介します!

もったいない、にいのちを吹き込む

日本のMOTTAINAI(もったいない)は、ケニアの環境活動家のワンガリ・マータイさんが世界に広めた言葉だといわれています

工場が数多くある日本では、ダンボールやプラスチック、ガラスなど、いろいろな素材の一部が商品にされず『端材(はざい)』として捨てられてしまっています。

そんな端材に人の手で新たな命を宿して、もう一度生まれ直す『リボーン』なワークショップを開催する取り組みが『リボーン・プロジェクト』です
リボーンを始めた葉倉さんは、犬小屋も自分で作るDIY好き。お仕事のつながりで、工場の方から「端材をなんとかできないか」という声をもらい、リボーンワークショップの取り組みを2020年から始めました。


じつは6月18日にも首都圏最大級のSDGsイベント「第一回かわさきSDGsランド(会場は川崎市の等々力陸上競技場)」でもリボーンプロジェクトが開催されていたんです!今回はバッジ作りのワークショップ!(アナウンスが遅れてすみません。。)

ダンボールを作ったバッジ作り体験


これからのリボーンプロジェクト

リボーンワークショップには川崎市内で10回開催され、600名以上の方といっしょに端材を作品にしてきました。

ワークショップ参加者の作品たち

木や革やガラスといったいろいろな素材を机に並べて、思い思いにものづくりをするワークショップでは、オブジェやアクセサリーやおもちゃがとてもユニークに色とりどりにつくれます。参加してもらった人たちには喜んで帰ってもらえます。けれど葉倉さんには、ひとつの悩みがありました。

使われずに捨てられる端材を救うには、もっと多くの工場と、もっと多くの人々といっしょに端材をリボーンしていかなければ

そこで、より自由で、よりぶっとんだアイデアを集めるために、Beyondミーティングに登壇いただき、参加者20名とブレストをすることに。


卒業式と働き方改革とポケモンと

Beyondミーティング44回目の参加者。中央上から二番目が葉倉さん

ブレストのお題は、①どうしたら多くの企業に参加してもらえるか、②どうしたら多くの人に多くの端材を利用してもらえるか。

アイスブレイクで「DIYでつくりたいものは何?」と参加者に聞くと、まな板、本棚、椅子、傘立て、コップと続き、家まで出ました笑

お題のブレストを始めると、とびだすとびだす。アイデアのかずかず。

「小学校の卒業記念にモザイクアートをやってみる」
「いいにおいがする端材があるといい」
「パタゴニアのようなゼロ・ウェイストに関心ある企業を巻き込む」
「オフィスのデスクをDIYするのはどう?」
「働き方改革で、いろんなところに椅子がいるかもね」
「公園にも椅子がへってきてるから手作りのベンチがあるといいかも」
「道沿いに100mおきに椅子があるとべんりかもね」
「マックの紙袋とかビックマックの箱も、工作しやすいかも」
「サッカー選手といっしょに、DIYしたい!」

ブレストをおえて、葉倉さんからはこんなコメントをいただきました。

たくさんのアイデアをもらえました。とくに面白かったのは、ポケモンのようにたくさんいるキャラクターをみんなで全部つくる、というアイデア
なかなか普段はこんなブレークするーできるアイデアはでてきません。自分だけでは考えられないものがたくさんでました。楽しかったですし、すぐにリボーンワークショップにも活用できそうです。ありがとうございました!

リボーンワークショップに参加したい!プロジェクトを手伝いたい!という方は、こちらのFacebookページをチェックください。工場とのつながりがある、DIYが好き、イベントをプランしたい、サイトをデザインしたい方など募集中とのことです!

さいごに次回Beyondミーティングのお知らせです。

次回はよしもとの芸人さんたちとブレストする特別版を開催します。
笑い×社会課題という、ほとんどの人が考えたことのないかけあわせ。どんなアイデアがとびだすか。わくわくです。

ぜひぜひ、ご参加お待ちしてます!

<今回の応援ライター>
安田 圭佑:京都の電子部品企業に所属。Beyond ミーティングには応援コーディネーターとしてプロボノ参加中。flierライター。本が好き。

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