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そうだ、ウルルに行こう その1-移動編


海外在住ニートらしく、たまにはビジネスに関係ない記事も書きます。

9月の終わり、ウルル(エアーズロック)に行ってきました。現地ではエアーズロックよりもアボリジニに敬意を込めて、ウルルと呼ぶことの方が多いそう。

コロナウイルス影響下でのバケーション

オーストラリアでは3月にコロナウイルス感染者が急増しましたが、3月後半からロックダウンをして5月にはウイルスをほとんど封じ込めることに成功していました。

第二波が来たメルボルンは半年ほどロックダウンしていましたが11月になってようやく収束してきており、現在ではオーストラリア全体で毎日の新規感染者数は1桁台となっています。(ちなみにホテルでの隔離が義務化されている海外からの帰国者のケースがほとんど)

ただし、ずっと鎖国状態で、観光資源のオーストラリアは大打撃を受けています。ちなみに国内移動も制限もありました。まだ一部制限がある場所もありますが、現在では入州する際に2週間の自主隔離不要でほとんどの州間で移動が可能となりました。

SA(南オーストラリア州)とNT(ノーザンテリトリー)は、数か月間コロナウイルスの新規感染者数0で9月時点で自由に行き来が出来ました。ウルルのベストシーズンは冬と春!夏(北半球では冬の時期)が来ると、ハエも多くなるし気温も上がるので、今のうちに行ってしまえーということで行動に移しました。


南オーストラリア州からウルルへの行き方

コロナウイルスの影響でオーストラリア全土で1日5便くらいしか飛んでなく、ウルル近く(シャトルで15分くらい)のエアーズロック空港行きの便はSA州から出ていませんでした。

トータルの移動時間を考慮して、乗り換えなし2時間で行けるアリススプリングス空港へ飛んでから、レンタカーで5時間くらいかけてエアーズロックリゾートへ向かうことにしました。ちなみに9月だとひとり往復AUD500くらいでした♪

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今回は、アリススプリングスからエアーズロックリゾートの間で発見した驚いたことトップ3をご紹介します。


1. ノーザンテリトリーは中心部以外、携帯電波がない!!

スバルの車名にもなっているアウトバックという言葉。これは、裏庭、荒地、ちょっとその辺という意味らしいのですが、まさに、NT州はオーストラリアのアウトバックで、砂漠です。砂漠=人いない=電波なし(笑)

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アリススプリングスからウルルまでは450kmくらいで、200kmくらい南下して、西に1回曲がり、250kmくらい進むという超単純なルートなので良いですが、途中の道で国立公園へ寄ったりして、地図のスクリーンショットやハードコピーなしに携帯のGPSを切ったらまぁ大変なことになります。

紙の地図やナビって、まだ必要!ウルルパーク内でも、ところどころ電波ないところがあるので、パークエントランスで紙の地図をもらうか、ウェブサイトから地図をダウンロードしてスクリーンショットしておきましょう。

特にエアーズロックリゾートに掲載されている下記の地図は全部ダウンロードしておくか印刷してハードコピーで持っておくべし!


2. 舗装されていない道路が多々あるのでSUV必須!

『世界の中心で愛を叫ぶ』のロケ地にもなっている、キングスキャニオンなど、アリススプリングスとウルルの間にはたくさんの自然公園があって見所満載なので、キングスキャニオンか、Rainbow Valley, Chambers Pillarなどに寄ろうと考えていましたが・・・断念しました。

なんと!上記の公園に行くまでの道が舗装されていない!しかも10kmとかいうレベルではないです。

予約したレンタカーがコンパクトSUVだったのですが、レンタカー会社が気を利かせて無駄にアップグレードしてくれたので、実際に借りたのはホールデンという大きめのセダンでした。

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*写真はwikipediaよりお借りしました。

レンタカー会社の受付では、フルサイズでコンパクトSUVよりもパワーがあるからということだったのですが。。。SUV (4WD)ではなかったので、舗装していない道でパンクや故障があったら、携帯電波がなくて助けも呼べなかったら致命的になると考え、舗装されている道だけ走ることにしました。

アリススプリングス⇄ウルル間の往復とウルル・カタジュタ公園内の道は全て舗装されていたので、幸い特に困ることはありませんでした。ただし、アリススプリングス経由でウルルへ向かうのでれば、周辺公園へも足を伸ばす方が、よりNTの自然を楽しめるでしょう♪

NTでレンタカーする時は、Large SUVか4WD表記のあるものにしましょう⚠️


3. ウルル手前でウルルそっくり山を発見して感動

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アリススプリングスから直角に曲がって、エアーズロックリゾートまでちょうど中間地点くらいで、ん?なんだ?ウルルか?!と、ウルルにそっくりな山が見えてきます。

私はウルルを見たことがなかったため、これが世界で2番目に大きいモノリス(一枚岩)か、GPSだとあと100km以上あるのに、遠くからでも結構はっきり見えるのかと、大興奮しました!

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が、しばらく運転していると道が逸れてウルル(仮)は見えなくなり、エアーズロックリゾートに着いて、いざウルルとご対面すると、形が異なっていて全くの別物だったと気づきました(笑)

後から調べてみると、Mt Conner (マウントコーナー)と言うようで、高さなど、結構ウルルと近いんですよね。

車を運転しながら見た時のマウントコーナーが印象的だったので、実際に本物(ウルル)を見た時は、あれ?さっきのと違う。。。と若干感動が薄れていたような気も(笑)


エアーズロックリゾート滞在中もずっと気になっていて、帰りのルートから大きく逸れずに行けそうだったので、ウルルからアリススプリングスへ向かう帰り道で寄って行こうと思ったのですが、、、パトカーによって道が塞がれていました。

ポリスに事情を話すと、どうやらマウントコーナーはprivate property (個人の所有地)のため、近くには行けないから、通り道のlookout (ルックアウト)から眺めてねと言われました。

アップルマップだとふもとまで行けそうだったんですけどね。。。


ルックアウトの反対側は、(行ったことないけど)アフリカみたいに赤いサラサラの小高い砂漠になっていて、少し歩くとソルトレイクもあります。

ハイキングブーツかビーサンなど、しっかりめの靴か汚れても良い格好で歩くのがおすすめです。私のようにフラットで歩くと、砂まみれになりますよ。

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個人の所有地で近くまで行けないと聞くと、ますますレア感が増して、より一層近くで見たくなってしまいますね。おそらくドローンも禁止で飛ばせないと思います。


以前シカゴに住んでいた時は、アメリカ縦断とか、半分横断もしたし、ナショナルパークへも結構ロードトリップしたのですが、携帯の電波が通じなかったこともほとんどないし、公園もビジターセンターや道の整備もされていてたので、今回のオーストラリアの旅は結構刺激的でした。

また、アメリカにもネイティブアメリカンの土地ということで、制限されている場所もありますが、彼らの生活のためやアメリカ人の商売っ気もあり、結構一般に解放されているところが多いので、オーストラリアではビジネスチャンスは別として、アボリジニを敬う文化がしっかりあるんだなと、アメリカとオーストラリアの違いも感じました。


以上、アリススプリングスからウルルまでの間で発見した、驚いたことでした。

長くなったので、続きはまた今度、気が向いたら投稿します。


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