子供のころのエヴァ、年をとってからのエヴァ(ネタバレなしのよくわからん感想)

「おもろい!かっこいい!(よーわからんけど)」「こんなの自分には作れんわ(よーわからんけど)」



私は20第中盤の社会人ですが、エヴァを最初に見たのは「シンエヴァンゲリヲン:序」が最初でした。その頃はおそらく小学生?ぐらいかな。(調べてみると2007年なのでテレビ放映されたのは一年後とかで小学生高学年ごろ。)ガンダム00とかコードギアスが放映されたころで、なんか壮大さを感じるものと、メカメカしい描写が書かれているものが小学生男子の心を虜にしていて、録画してずっと見てました。

その中でもエヴァは「よーわからんけどおもしろい」の印象で、このガンダムぽいもので敵を倒してるんだ、かっけえ!と視聴してました。ドラマシリーズとかは自分が生まれるころだったので、まったく関与していなく、テレビで「あのエヴァが映画になって再登場!」みたいなCMをみて流されてみていたんだと思います。昔のドラマ、映画をそのままやっていると。その当時は新しいものばかりに目が行く一方で、古いものに良さを感じる「レトロ」などの感情もなく、ただただかっけえものおもってみてました。

年をとるにつれてそのまま「破」「Q」もみて、SFちっくなのをかっこいいとも思いつつ、「この話は結局なんなんや」とかの感情も少なからずめばえていたと思います。

ただ、テレビっ子だった私はその世界に没頭することが多く、映画やドラマを見ても「その世界で生きてみたい」と思っちゃう子で、月9の主人公になりたい!とか勝手に思っちゃう人間でした。現実の世界が嫌で、この世界なら自分らしく生きていけるとか思っちゃうタイプ。現実逃避としてテレビを見ていました。(周囲の目が怖かった人間だったので、「ガンダムになりたい!」とかまではは口外しなかったけども。)




と昔は子供目線にどっぷりつかってみてましたが、「シンエヴァ」が公開される頃には高校大学を飛び越して社会人。昔みたいに金曜ロードショーを録画してそれを何度もみるのではなく、サブスクリプションの発達のおかげで、ネットフリックスで事前に映画作品を見ました。昔の違和感を探し出して、エヴァとはなんだったのか、人類補完計画って何なのか、とか。結局大人になってから鑑賞してみてもあまりわからず、誰かの考察動画を見て回って様々な用語と設定を理解しました。が、後から言えることですが、どの視聴者もどの書き手も結局どんな物語でどんな結末になるのかを分かってませんでした。もちろん私も。

公開から1週間たってから劇場に足を運びました。



「こんなの自分にはつくれんわ(よー分らん部分も多かったけど)」



という目線でエヴァの終わりを見終えました。

こんなに内容がよくわからん作品を、子供がおもろいとも思える描写もまぜつつ、なおかつどの年齢がみても心に何か残る作品を作るということ。さらに25年も誰にも理解できない説明できない物語を作るということ。25年かけて伏線を回収して最終的にまとめ上げて終わらせるということ。


語彙力が足りなく表現できませんが、一言で表すなら

「人知を超えた神」が作った作品 

なんじゃないかと。笑

仕事をしながら思いますが、一つの企画書を一貫性をもって仕上げるのも大変なのに、こんな壮大な物語を作れる人がいるのかと。


自分で書いていても整理できていませんが、エヴァという作品を昔と今では全く違う視点でみているということが書きたかったです。笑。一社会人として、昔よりも多くの大人と触れ合う社会に飛び出した中で、人がこんな社会に一台ムーブメントを気づけるようなものを人が作れるのかって。エヴァという作品を作ってる人と自分を比べてなんて自分は無力なんだと。それとなにより作者に対する尊敬。


私も過去と向き合って現実を生き、未来を描けるようになりたいなと思います。この気持ちを一過性にしないように書き記そう。文章に一貫性がないので「あんたバカぁ?」と言ってください。

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