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「自分」を満たすという事の勘違い

算命学の時代論で言えば、現在日本は庶民台頭期に向けて進んでいるところなので、個人起業家がわさわさと出現していることに象徴されるように、個人の理想や夢に焦点が当たりやすい流れの中にあります。

それにともなって、
・自分を大事に
・自分を満たしてあげよう
・自分が本当にしたいことは何?
…みたいなことがあちこちで言われ、「自分」にフォーカスをおいた風潮が強いですが、
こういったことが万人を幸せにするかといえば案外そうでもありません。

中には、
・自分よりも他人を大事にすることに充実感を感じたり、
・他人を満たしてあげることにやりがいを感じたり、
・他人のために何かをすることが自分が本当にしたいことである、
…といった人たちもいます。

つまり、「自分」が「自分自身」を幸せにすることが自分を満たすことになる人もいれば、
「自分」が「他人」を幸せにすることが自分を満たすことになる人もいる、ということです。

そこを履き違えると、全く的外れなアドバイスになったり、全くの迷子になってしまいます。

そして今の時代、そこがネックになってもやもやしている人、苦しんでいる人も案外多いのではないかなと思います。

特に
・人体星図の中心が牽牛星の人
・人体星図において牽牛星が極星となる人
・八門法において西方の数値が他と比べてかなり高い人(白虎型)
…の人たちにそれが顕著かなと思います。

これらの人たちに共通していることは、金性(特に牽牛星)のエネルギーが核となっていることで、
この金性(特に牽牛星)のエネルギーというのは金剋木と木性を剋します。

木性というのは貫索星や石門星に相当することから「自分」を示します。

つまり金性のエネルギーは「自分」を剋すということ。
金性のエネルギーが強ければ強いほど「自分」が薄れていくことになります。

ですので、「自分」にフォーカスしようにも、「自分」が薄すぎてフォーカスできない、掴めない、
=自分を満たすって何? 自分のしたい事って何?
こんな感じで余計に混乱することになりがち。

現在の風潮に違和感を感じたり、居心地の悪さや苦しさを感じたりしている人は、他の人のために力を尽くすことに振り切ってしまう方が健やかかもしれません。
人のために力を尽くすことがひいては自分を満たすことに繋がる人たちですから。

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