ところで、「こり」って何?
◆ところで、「こり」って何?
実は「こり」については、きちんと解明されているわけではないんですよ!
一般的に、「こり」は血流が悪くなって疲労物質、代表的なものは乳酸や水素イオンが溜まり、その疲労物質が神経を刺激するためと言われているんです。
筋肉が緊張した状態が続くと血流が悪くなり、その部分に酸素が上手く運ばれないため、酸素不足によって疲労物質が溜まりやすくなるんです。
つまり、こりは血流の問題というわけなんです。
正座をして足がしびれた経験はありませんか?
この場合の「しびれ」は、神経の圧迫と血流が悪くなり足先に十分な酸素などが達しないために起こるんです。
血流が悪くなる姿勢を長時間続けると、酷使した筋肉に「しびれ」を感じたり、それが「こり」という状態につながる、と考えていいでしょう!
ちなみに、肩こりの例を見てみましょう!
人間の頭は6キロ前後あると言われているんです。
これはちょっと大きめのスイカの重さなんですよ!
意外の重いと思いませんか?
その頭は、首から背中にかけてある「僧帽筋」という筋肉に引っ張られて支えられているんです。
引っ張られているということは、筋肉は縮もうとしてがんばっているということなんですよ!
よって、肩こりは肩周りの筋肉の疲労が原因なんです。
なので、長時間にわたって本を読むなど、頭が前に突き出た姿勢が続くと、僧帽筋などの筋肉が緊張し続けることになるんです。
すると、筋肉内にある血管に血液が上手く回らなくなり、酸素が不足するんです。
酸素不足の状況では、筋肉内に疲労物質がどんどん蓄積し、それに伴って痛みや張りを感じるようになる。
それが「こり」なんですよ!
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