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奪われた日本の精神

■GHQの縦糸切断戦略

 我々日本国民は、日本人としての精神の根幹を見せないような教育を施されてきました。

 と、いきなり固い文章ではじまりましたが、子供の頃から感じてた「何かヘン」の正体は、戦後教育にあることがわかってきました。

 私たちが教わった歴史は、日本は戦争を起こした悪い国。挙句の果てに原爆を落とされ、尊い命をたくさん失ってしまった。日本人は誤った過去を反省しなければならない。

 しかし、このような自虐史観は、GHQによるWGIPによるものであることが、すでに明らかになっています。

WGIP(War Guilt Information Program)とは、大東亜戦争後の昭和20(1945)年からサンフランシスコ講和条約発効によって日本が主権回復を果たした昭和27年までの7年間の占領期間に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が占領政策として行った、戦争への罪悪感を日本人の心に植えつける宣伝計画です。
【月間正論】これが戦後の元凶だ!

 つまりは仕組まれたものであった、ということなんですね。

 きっとアメリカは、日本人の精神性が怖かった。だから歴史を断ち切ることで、日本人の心を根無し草にしようとしたんですね。

■消された日本建国の歴史

 他国の人は、良くも悪くも、自国の建国史を教え込まれており、自分の国に誇りを持っています。私たち日本人はどうでしょうか?

 日本に生まれた私たちは、生まれながらにして日本人であり、日本語をしゃべり、当たり前のようにその権利を享受しています。当たり前すぎて「日本とは何か」「国とは何か」について、考えようともしません。(だからこそ教育が必要なんですが・・・)

■歴史ではカバーできない日本の成り立ち

 日本の建国の歴史は2682年前(皇紀元年=紀元前660年)にさかのぼり、実は世界最古の国なんです。二位のデンマークが約1000年であることを考えると、圧倒的に長い歴史を持つのが、わが国日本であります。

 他国(特に欧米諸国)は、幾度となく紛争を重ねた結果、国を勝ち取ってきた歴史があります。日本は明確な史実がなく、神話の世界にまで遡ります。要するに、歴史が残っていない時代に、すでに存在していたことになります。

 他国とは、国の成り立ちが明らかに違うんですね。

■事実を積み上げて考えてみる 

 これを読んでる人は、今生きてますよね。筆者も書いている時点では生きています。

 ということは、あなたには両親がいますよね。そのご両親にもそれぞれ両親がいて、さらにその両親にもそれぞれご両親がいます。逃れようない事実です。 

 一方で、日本の国体をなす天皇は、神武天皇の即位以来、万世一系で126代も続いてきた。

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
e-GOV 法令検索:日本国憲法

 2600年以上もの間、ご先祖様たちが、国体を守り続けてきたからこそ、今当たり前のように日本という国があり、私たちは当たり前のように生きている。

 そこに思いを巡らせてみると、どんな気持ちになるでしょうか?

■大いなるものに守られている

 筆者齢50にして、はじめて得られた感覚でした。

 なんというか、大いなるものに守られているというか、心に太い根っこが生えたというか。自分の存在に誇りを持てる、そんな気持ちになりました。

 と同時に、先人たちが繋いできた伝統を次の世代に残さなきゃいかんという、使命感が生まれてきたのです。

■もうダメかもしれないけど、最期まで足掻きつづける

 そして今、世界を見渡せば、日本がヤバイ状態になっている。筆者はコロナ騒動でようやく気づいたわけですが、気づく人がもっと増えないとホントにヤバイ。

 冗談じゃなく世界最古の国が滅びる。

 ただ、ネットが普及して、気づく人が増えてきた実感はあります。そこに一縷の望みはもっていますが、もう手遅れなのかもしれない。

 でも、気づいてしまった日本人として、拙いながらも発信を続け、一人でもいいから気づく人を増やしたいと思うのでした。

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