幸辛って名前の町中華ありそうでないよね

先日ラジオで有働さんに結婚相手が見つからないことについて相談したら「10,15年したら全く気にならなくなるから」とご助言を頂き、マッチングアプリのアカウントを消した、ナイスな椅子です。

ということで、先日友人の結婚式に行ってきました。
僕は就職で上京したので、出てきた友人と一緒に飛行機で一度実家に寄ってから式場に向かいました。

新郎新婦をはじめ親戚の方々、会社の先輩後輩の皆さんその場にいた全員が幸せそうで、僕自身幸せそうにファーストバイトをしている二人を見ているとうれしい気持ちになりました。

ランチもフレンチで前菜からメインディッシュ、デザートと凄く美味しく、久々に会った友人とも話に花が咲き、非常に楽しかったです。

そして飛行機の時間もあったので、2次会が始まるも早々に私は友人に別れを告げました。
1.5時間のフライトの後なんとか電車に乗り、最寄り駅までの間にぼーっと「カップラーメンでも買って帰るか」と考えていました。


なんとか最寄り駅に着いた頃には普段着ないスーツでキャリーバッグを引きずっていたので、くたくたで、普段はあまり使わないのですが、ホームから改札に向かうエレベータを利用しました。
ちなみにこのエレベータは一度上がって少し歩いてから下るエレベータに乗り換える必要があるので、改札に向かうには2階エレベータに乗る必要があります。

そして事件は起きました。
そのエレベータには小学生くらいの姉妹とお母さんが一緒に乗っていました。
そしてエレベータが開くとお母さんがその姉妹に「競争しようか!」と言い、二人を向かいのエレベータまで走らせました。
その言葉の意味を瞬時に察した僕は凄く悲しくなりました。

お母さんは、表情が死んでいる怪しい僕から姉妹を離すために競争をさせたのです。

お母さんの言動は降りかかるかもしれない火の粉から我が子を守るためということはよく分かるのですが、友人と華やかなランチをし、すごく楽しい時間を過ごした昼とは一変して、疲れて晩御飯をカップラーメンで済ませようとしている僕にとってその一言は鋭利な刃物となり僕の心を深く抉りました。

そして涙をこらえながらエレベータに乗り、極力お母さんを安心させられるように静かにしていました。
ものの5秒ほどだったと思います。その5秒がどれほど長く感じたか。

その後エレベータは目的地に着き、妹とお母さんが先に降り、僕はお姉ちゃんが下りるのを待っていました。
するとお姉ちゃんは「開」ボタンを押しながらじっと僕の目を見ているではないですか。

僕は胸が押しつぶされるような思いで、なんとか笑顔で「ありがとう」と一言絞り出し、外で待つお母さんに軽く会釈をして帰りました。

あの幸せな気持ちと辛い気持ちを一日で味わったことを僕は永劫忘れることはないんでしょうね。
誰も悪くないのですが。。。

はい、ということで、楽しい話ではないので、この辺で終わろうかなと思います。こんなギャップのあることが一日に起きることもないので、見ようによっちゃ面白いかなという気もしますけど、捉え方一つですね。

また、楽しいことが起きたら書こうかな。
楽しいことが起きたらね。

ほなまた。

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