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べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.265

・「創ってみよう!わたしの“こころの街”!―こども当事者研究×岡本太郎美術館」
・続「技法以前」211 向谷地生良「本当の優しさ ー 人と問題(こと)をわける」
・伊藤知之の「50代も全力疾走」 第48回「2023年のべてる」
・「北のバラバラな日々」(19)笹渕乃梨
・The View from Nowhere - どこでもないところからの眺め - 010 向谷地宣明 「負債論その3」
・ぱぴぷぺぽ すずきゆうこ「WBC 祝 大谷さん」


3月12日「創ってみよう!わたしの“こころの街”!―こども当事者研究×岡本太郎美術館」のワークショプを岡本太郎美術館で開催しました。
東海大学の教養学部芸術学科准教授の富田誠先生、向谷地生良さん、向谷地宣明さん、私の4人と、参加者は親子10組でした。

富田先生が普段から実践されている可視化するワークショップの子どもバージョンでアート×対話を試みました。紙コップやモールなど子どもたちが好きそうないろんな材料が用意されました。

「こどもの樹」の作品を通して岡本太郎さんが「子どもというのは、一人一人がみんなこうゆう独自の自分の顔を持っているべきだ」と伝えていますが、参加した子どもたちは独自の顔で、独自の世界を表現してくれました。

担当したグループの小学生の女の子は、楽しいことをテストのいい点数やゆうえんちを作って表現してくれました。私がしている子育て当事者研究会では困ったことを研究することがほとんどですが、子どもたちは楽しいことを研究したい子が多かったのが印象的でした。

それと、自由に表現する子どもたちを見守っていた保護者にいろんな反応が来ていたことがおもしろかったです。特に自分の子どもになると、表現を素直に受け入れることが難しくなったり、趣旨とあっているかという心配がきていたり、いろんな反応がありました。そんな親の反応について研究できたらおもしろそうです。

「自分はこんな気持ちがあるんだ!と思いました。」と感想を書いてくれた子がいて、アート×対話が研究につながったように思えました。これからもいろんなところとコラボしていきたいです。


文/写真:江連麻紀

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