べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.239
「ホップステップだうん!」はおかげさまで発刊10周年!
子ども・子育て当事者研究
今月は当事者研究のイベントが続くため、5歳から高校生までの様々な年齢の子どもたちと頻繁に当事者研究をしています。
私の息子(5歳)と、札幌に住んでいる子育て当事者研究仲間の第二子(5歳)で研究発表することになり、はじめて共同研究をしてみると、まずはお互いのおもちゃの見せ合いになりました。
「ぼくね、かっこいいの持ってる!!見てこれ!この恐竜!」
「あ、ぼくも恐竜持ってるよ!ちょっと待ってて!取ってくる!・・・これ見て!!」
このやりとりはおもちゃをあれこれと変えながら20分続きました。
そろそろいいかなーと思って「質問ないですか?」と聞いてみると、
「(手を挙げながら)質問してもいいですか?ふざけムシ(本人曰く、体の中にいてこのムシがいるとふざけてしまうらしい)は何色ですか?」
「今、おならでた!」
「あはははは!僕もおならでる!」
「あはははは!おならいっぱい出るー!」
「質問してもいいですか?ふざけムシはなにが好きですか?」
5歳同士の研究風景はちゃんとふざけあいながら、なんとも楽しく進みました。
昨年大好評で、今年も3月13日(日)に第2回「子ども・子育て当事者研究交流集会」が行われることになりました。
午前中は最年少、5歳の研究発表から、中学生までの研究が発表されます。
午後は情けないパパたちの研究発表です。
「第2回 子ども・子育て当事者研究交流集会(オンライン)」
【日時】 2022年3月13日(日)10:00~15:00
【参加費】
・子どものみ参加 無料
・大人視聴券 1500円
・視聴券+本 2400円
本付き視聴券には3月発売の「子ども当事者研究 わたしの心の街には、おこるちゃんがいる(コトノネ生活)」が付いています。視聴券購入後順次発送されます。
【プログラム】
午前(10:00~12:00)
テーマ:PTK(Permission to Kenkyu~パワーある想像、お互いに助け合う、子どもたちの研究)
〇子ども当事者研究発表(6名くらい)
〇大人のための子ども相談室
午後(13:00~15:00)
テーマ:NASA Station(N:情けなさに A:悪意なし S:さっぱり A:あかん)
〇情けないパパたちの当事者研究
〇当事者研究ライブ
○詳細・お申し込みはこちら
主催:子ども・子育て当事者研究ネットワーク ゆるふわ、NPO法人セルフサポートセンター浦河
(写真・文/江連麻紀)
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向谷地生良さんが語るこどもの研究力と、こどもの持つユニークな世界を押しつぶさないための、13の理念
こどもたちが自ら考え、対話し、発見する「こどもの当事者研究」の可能性について、向谷地生良さんがAIT(Arts Initiative Tokyo)のウェブサイトで紹介しています。
○AITのこども当事者研究の記事はこちら
「こどもの研究力と、こどもの持つユニークな世界を押しつぶさないための、13の理念」
1. 親は自分の失敗や、情けない話を子どもにはなす。
2. 子どもが苦労の主人公になるように。親が心配して管理する生活ではなく。
3. 子どもの苦労を奪わない。
4. 問題は解決するより活かせ。
5. ユーモアの大切さ。
6. 深刻になりすぎない。けれど、軽くも扱わない。
7. 自由に始めて、自由に終わる。
8. 子どもを変えようとしない。ジャッジしない。
9. 子どもから学ぶ。まず、子どもの話をきく。
10. 自分(親)の言葉や振る舞いを変える。
11. 親子は対等、本音で対話する。
12. 子どもの主観を重視する。
13.「人」と「こと(問題)」をわける。
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